居住者、非居住者の判定

◇居住者、非居住者の判定(複数の滞在地がある人の場合)◇
   
SCCニュース第2号で「日本の健康保険の海外療養費制度」について記載しました。

その中で、海外療養費制度が受けられる権利者として「日本国内に住所(住民票)のある方」となっています。

住所という問題がありますので、この「居住」について日本国法ではどの様に決められているでしょうか。

1.居住者と非居住者の定義
   
 所得税法では、居住者とは「国内に住所を有し、又は現在まで引き続いて1年以上居所を有する個人」を言います(法2条3号)。

 非居住者とは「居住者以外の個人」をいう(法2条5号)と規定しております。

 居住者か非居住者かは、「国内に住所又は現在まで

 引き続いて1年以上居所を有するかどうか」によって区分されることになります。

 国家公務員、地方公務員は、国内に住所を有しない期間についても、

 国内に住所を有するものとみなされて、所得税法の規定が適用されます。

 但し現に国外に居住し、かつ、その地に永住すると認められるものについては、

 この取り扱いは適用されないこととされています。

2.居住者と非居住者を区分する基準
  
 * 住所の意義
    
  所得税法には、住所に関する規定はなく、

  所得税基本通達2-1(住所の意義)に「法に規定する住所とは各人の生活の本拠をいい、
  生活の本拠であるかどうかは客観的事実によって判定する」との定めを置いています。

3.「住所-生活の本拠」を決定する基準
   
 過去の居住地裁判判定の場合は、

 国内に住所があった者が、国外にも生活の拠点を有することになった場合においても、

 なお国内に住所があると言えるかが問題となったことが多くあります。

 「住所」が各人の「生活の本拠」であるとして、

 それでは「生活の本拠」を決定する基準にはどのようなものがあるかについての判例では、

 「客観的な事実、即ち住居、職業、国内において生計を一にする配偶者その他の親族を有するか否か、
  資産の所在等に基づき判定するのが相当である」と判示し、

 「生活の本拠」の判定基準として、「住居」、「職業」、「生計を一にする配偶者その他の親族の所在」、
 「資産の所在」を揚げています。
  
 しかし、これ等の基準のうち、どの程度のものが国内又は国外にある場合に、

 国内又は国外に「生活の本拠」であるとするのか、

 また、これらの基準をすべて同じレベルで評価すべきか等明確でない点も多く、

 個別事案における住所の「生活の本拠」の判定には困難が伴います。

以上の客観的事実と
「居住者の言動等により外部から客観的に認識することができる
居住者の居住意思を総合して判断するのが相当」との判例もあります。

SCCニュース第3号より


脳梗塞後遺症の治療

知人の話です。
彼は73歳。東京都K市で会社経営の先頭に立って働いていました。
ある日、ストレスと暴飲暴食で突然脳梗塞で倒れました。

結果は一年後に左半身にマヒが残り、
医者からは症状はこれ以上良くならないといわれました。

201609145.jpg

マヒに悩んでいたある時、
よく遊びに行ったタイのことを思い出しました。

バンコクによく出かけゴルフとマッサージが遊びの旅行です。

ゴルフ帰りに一般的なタイマッサージを受けていたとき、
脳梗塞の後遺症を治療をしているところを見たことがあります。
木槌でトントン叩いて治療していたのを思い出しました。

翌日(素早い対応!)成田から出発しました。

結果は驚くもので
車いすで搭乗して帰りは自分の足で歩いて帰ってきました。



治療に選んだのはトークセンという
タイ古来のマッサージ方法です。

期間は毎日2ヶ月間、
帰国一か月間(仕事のため)
その後2ヶ月間タイに行きました。

徹底的に治療を受けた結果
ゴルフは出来ないものの、
毎日の食事に不便しない快復が得られました。



参考画面(彼が受けた方法です)
テレビで放映された画像です。








実兄の治療
チェンマイ県サラピー郡の治療所
背中の痛みと肩こりを治療してもらいました。
治療方としてこの他に「火のマッサージ」を併用します。

この先生は脳梗塞後遺症の治療も受けられますが
残念なことに、バンコクに引っ越してしまい連絡が取れません。
(この診療所で脳梗塞後遺症でマヒした人の治療を見たことがあります)



万人に効果はあるか?
と問われれば、絶対の自信はありません。

しかし、何の解決策も持たない現代医学より
しっかりとした、治療体系のある
タイのマッサージ法は一縷の望みです。






私はこれで友達を無くしました in チェンマイ

チェンマイに住む
日本人女性Bさんから聞いた話です

Bさんは英語や中国語、その他の外国語に長けていて
もちろんタイ語も上手に会話できます

201608178.jpg


今年(2016年)の話です
チェンマイで日本人と同棲している
タイ人のポーンさんから相談を受けました

ポーンさんは33歳、同棲している日本人は78歳
同棲して、12年になります

ポーンさんは大学で日本語学科に在籍していた21歳の時、
親切な日本人と仲が良くなり同棲が始まりました

糖尿病の彼の通院と看病のため、仕事はした事がありません
ポーンさんの日本語力は片言程度です

最近はコンドミニアムの部屋に一日中いる事が多く
外出は病院に連れて行く時だけになっています

「もしも、倒れたらどうしたらいいの」が相談の内容です

Bさんは幸い同棲している日本人とも顔見知りです

彼は大人しく口数の少ない温厚そうな方です
話せばきっといい方向に向かうことを信じていました



ある日の午後訪ねて行きました
雑談の後、相談内容を切り出しました

あなたの彼女が悩んでいて
「もしも、倒れたらどうしたらいいの」か
「病院代をどうしたらいいの」か
「救急の時の治療法」「日本に連絡方」などを
話してみました


話している途中から
彼の顔色が変わり、今まで見たことのない
憤怒の相で怒り出したそうです

「俺の体は俺が決める」
「余計な心配するな、自分の心配しろ」
「彼女とは俺が死んだら別れるしかないだろう」
「二度と来るな、顔も見たくない」と言われ


そのコンドミニアムを後にしました
その後のことは、どうなったかわかりません

その日本人は疎遠になっている家族が日本にいます
タイに来たのは、周りと折り合いがつかずに
家出のように、単身でチェンマイに来たようだ

と、後から知りましたが
Bさんは友人を一人無くしたことは確かです



Bさんには、苦い思い出があります

2年前、タイ人女性と同棲していた日本人が亡くなりました

10年くらい一緒に暮らしていたそうです
日本人が亡くなったその翌月に、同棲していた彼女は
部屋代が払えなくなり出て行きました

一生懸命に看病していた彼女を見ていただけに
日本人の同棲者が何も残さずに亡くなったことは
少なからずショックを受けました

同棲の彼女はイサーンの田舎に帰り農業をしているそうです

Bさんは何も残してあげない日本人同棲者に、
何か割り切れない思いを感じました


遺族年金とはいわないまでも
生活費を残していけなかったのか残念でなりません

フィリピンのコピノほど問題にはなっていませんが
もしも、子供が生まれていればコピノと同様の問題に発展していたでしょう

2009年に父親探しのケイゴ君は目出度い結果になりました

「無責任で助平な日本人」のレッテルを貼られないように
節度ある対応と思いやりを
ロングステイヤーにしてほしいものです






もしもの時 チェンマイの友人

軽い気持ちで言った言葉
「俺がもしもの時、頼むよ。。。」
「OKです・いいですよ」


20167145


先日、食事を一緒にしていた時の会話です
(チェンマイ郊外にある知人の日本人宅)
私より10歳上の日本人宅に呼ばれ
ゴルフ談議の途中、急にその知人から
「もしもの時、頼むよ」
こちらも軽い気持ちで
「いいですよ」と言葉を返しました

それから数日たった、ある日のこと
チェンマイの別の友人から電話がかかってきました
一人暮らしの彼女はとても素敵な女性です
言葉はいつも丁寧で育ちの良さがうかがわれる方です
そんな彼女が
「ちょとーーー聞いてよ」
かなり興奮しています
「あのさーー」
「同じアパートに住む顔見知りから
電話があったので行ってみるとさーーー
部屋の中で倒れてんのーーーー」
「びっくりして声をかけても反応ないしーーーーー」

話が長くなるので、かいつまんで説明しますと
病院に救急搬送して、調べると脳梗塞でした
緊急手術をしてICUに入り一命を取り留めました
右半身にマヒが残りました

20167149


そこからが問題になりました
その人は日本人でアパートに一人暮らしです
チェンマイにある日本人向けのコミュニティに参加していました
友達付き合いもよく、親切で気さくな方だったようです

助けた女性が見舞いに行くと不機嫌です
「何でこの病院に運んだ」「もっと安い病院があるだろう」
「36万バーツ(手術費用)なんて払えねぇ」
「お前の責任だ」「お前が肩代わりしろ」・・・・・・・・・・・・・

この病院の治療と入院費の総額は50万バーツ(約160万円)
保険に入っていなかったので全額現金払いです

タイは盲腸でも日本円で15万円くらいの治療費が必要です
大病を患って、手術をすれば大変な金額になります

泣きながら
彼女は私に訴えて、いいことをしてあげたと思ったら
逆に、なじられた悔しさをこらえきれないようでした

手術費を肩代わりするほど金持ちではありませんし
当然、肩代わりする責任もないでしょう

こんなの物語でしょう
と、思われそうですが残念ながら本当の話です

20167147

あなたにとってのもしもの時。。。。。

「俺がもしもの時、頼むよ。。。」は
どういう意味なのでしょうか?
私に何を望んで言った言葉なのか?
ただの気休めか、よくわかりません

その後、ゴルフのプレイ中に訊ねたら
「死んだら火葬にしてくれ」
「1,000バーツ(約3,200円)もかからないだろう」
「領事館に電話すれば何とかしてくれるんだって」等

      201671410


ええええええええええ
ひえーーーーーーーーーー

ゴルフのスコアがめちゃめちゃになりました



最低のお棺だけでも3,000バーツ(約10,000円)が相場です
霊柩車代、お坊さん代、お寺の火葬代など何も知りません

死亡登録証、戸籍謄本、領事館の届出 わかりません

領事館が葬儀を出してくれると思っている



知人とはゴルフと食事のお付き合いです
チェンマイにきてから知り合った仲間です

ですから、こちらも友人のことは知らないだらけです

お金はいくらあるのか知りません
どういう保険に入っているか知りません
家族が日本にいるのか知りません

病院に入れても、いくらまで払えるか知りません
治療の選択をしてくれないとわかりません
家族がいれば、その治療の選択を了解しているのか?

死んだ時、お墓はどこにするのか知りません
どんなお葬式をしたいのか知りません
死んだことを知らせる友人の名前も知りません

「俺がもしもの時、頼むよ。。。」
緊急の電話がかかってきたら、どのように対処すればいいのでしょうか

思い切って、腹を割って上記のことを伝えました
プライベートな部分を知っていれば手助けできるが、
今のままでは無理であることを伝えました

その方は、日本にいる妹に相談するといって
淋しく笑いました

健康に不安を抱えるチェンマイの日本人は
確実に増えています

今までは、病気になれば帰国するのが当たり前でした
しかし、近年は終の棲家として住んでいる人もいます
困窮、貧困、孤独、糖尿病、高血圧など多くの健康不安を抱えながら
「俺がもしもの時」を待って日本に帰らず暮らしています

今月(2016年7月)も一人暮らしの日本人が
借りていたコンドミニアムで孤独死しました
死後一週間たって発見され腐乱した遺体は悲惨でした

その階下の日本人居住者はすぐ引っ越ししていきました
このニュースは地元の新聞にも載りませんでした
日本人同士の話題にも上りません

知らなこと事実がたくさんあることを
知ってほしくてこのような記事を書いております



日本人にとってチェンマイは
リゾート地であり
老後を楽しむところで、
病気や死はない天国で
犯罪に巻き込まれる心配もなく
安心して第二の人生を暮らせる
場所ではありません







タイ 高騰した生活費

タイで「年金でらくらく生活」は10年前の話

チェンマイで年金暮らしというと
悠々自適の快適生活と相場が決まっていました

しかし、この2~3年はタイの物価上昇が止まりません
この先は、ますますのインフレ物価高です

20バーツのクエッティオが35~40バーツになり
100万バーツで買えた一軒家が2~300万バーツを超えて
タイ人に手の届かない不動産バブルの時代に突入しています
(1バーツ3~3.5円)

2016731


食費も物価高騰により日本食が高くなり
性欲と食欲に財力が追いつかないロングステイの日本人が増え続けています



2015年の訪タイした外国人は約3,000万人、
4分の1が中国人でチェンマイの人気スポット
ミマンヘミンは中国語だらけになっています


タイ観光スポーツ省によると、
2015年にタイに入国した外国人は前年比20・4%増の2988・1万人だった。

最も多かったのは
 中国人で793・5万人(前年比71・1%増)
 マレーシア342・3万人(同31%増)
 日本138・2万人(同9%増)
 韓国137・3万人(同22・3%増)
 ラオス123・3万人(同17%増)
 インド106・9万人(同14・6%増)
 英国94・7万人(同4・3%増)
 シンガポール93・7万人(同11%増)
 ロシア88・4万人(同45%減)
 米国86・8万人(同13・6%増)などの順位



年金で暮らす日本人は、
タイの料理が口に合わず
しかたなく、レストランの日本食を中心に食生活を組み立てています
自炊にしても、日本の食材は高く、
おかめ納豆ワンパック200円などびっくりする値段です

2016732


数年前までは、少し割高な日本食でしたが
最近は、タイの人件費や食材の高騰で日本より高い日本食になりました

アパートを借りて外食中心の年金生活者の中に
円安とタイのインフレの影響で四苦八苦の方が多くいます

2016734

タイ在住の困窮老人は異口同音に

生活が苦しくなった

日本に帰りたいが帰るところがない

病院代が高くて払えない

健康管理が難しく介護状態になったら不安だ

日本語しかできないので情報不足だ

中国人観光客の急増により、どこでも混雑してる

などと不安を募らせて


決まり文句は

タイに来た頃は住みやすかった

みんなが来るようになって住みずらくなった

愚痴とため息の「あきらめ暮らし」です


介護状態になったら
このような年金生活組の破綻は目に見えています
2025年問題は日本国内の問題でなく海外で暮らしている人も同じです

今から手を打っても遅いくらいなのです



タイ国内で日本人高齢者の介護をどうするか?
私たちチェンマイ介護研究会は
北タイでこの問題に取り組み始めた唯一の団体です

しかし、日本人の間では介護や医療のボランティアは
「個人的問題」としてなかなか進展しないのが実情です

タイに住みながら、
日本の国民健康保険や介護保険の適用が
受けられればいいのですが今はできません

チェンマイの
老人ホームは月最低30,000バーツ約10万円が必要です
治療が必要であれば別途徴収されます

一軒家を数人でシェアする方法も検討されていますが
これも、頑固になった老人達の要望に応えられません

出口の見えない八方塞がりの老人が急増している事実があります

解決策として
少しのタイ語と地元のタイ人コミュニティ顔を出す勇気があれば
情報も入りストレスも解消されますが、いまのところ
タイ語が難しく、タイ語勉強もすぐに飽きてしまうので諦めてしまっています

その結果、日本人同士の付き合いに終始し
日本に暮らしていた頃の便利さを求め、無い物ねだりの堂々巡りです

2016735
暗いニュースでした ゴメンナサイ






高齢者の運転

タイのロングステイヤーはバイクや自家用車を持ち
買い物、冠婚葬祭、遊びに利用している方は多いと思います

いつかは、自分で運転ができなくなることは想定できても
便利なバイクや自家用車の運転を

どのタイミングやめるのか

20166211

自家用車の代替え手段を今のうちに考えることは
  決して早すぎることはありません


NHK認知症キャンペーン
「車の運転は出来るの?運転適性のチェックと免許返納の動き」




「認知症と車の運転」
で困った相談は多く寄せられております


相談1

認知症の父の唯一の楽しみである運転を止めさせるべきか
相談者:40代息子(父70代 要支援2)

相談者は両親と三人暮らし
父は1年前に認知症と診断され、要支援2になったが、
今のところ介護保険のサービスは利用していない

父は若い頃から車の運転が趣味で、
今でも毎日母を乗せて出かけている
田舎なので病院は遠いし一番近いスーパーでも車で20分かかるので、
通院や買い物にも車は欠かせない

先週、他県に住む妹が遊びに来たので父が駅まで送迎したが、
妹から父が赤信号なのに交差点を直進してしまったという電話があった
妹はすぐに運転をやめさせるべきだと言う
母に聞くと、母も怖い思いをしたことがあるようで、
事故が起こる前に対処しなければということになった

しかし、父の唯一の楽しみを奪うと認知症が進むのではないかと心配で、
なかなか言い出せない。どうしたものか迷っている

相談2

認知症と診断されれば運転を禁止させられるか
相談者:50代娘(父80代、未申請)

相談者の実家は代々続く農家である
父は今でも畑に出ている
だいぶ前から父がおかしいと母から聞いていたが、
連休に帰省してみて父は認知症に違いないと思った

朝、父は畑に行くと言って軽トラックで出かけたが、
昼になっても帰ってこない
心配していると、隣町の警察から父が自動車事故にあったという電話があった
幸い物損事故で済んだが、
父の混乱振りは異常で、「なぜここまで来たの」と聞いても答えられない

その後、歳だから運転は止めたほうがいいと皆で説得したが、
農機具をどうやって畑に運ぶんだと聞き入れない
日頃は母と二人暮らしで、母の言うことを聞くような父ではないので運転は続けると思う

認知症と診断されれば、医師から父に運転してはいけないと言ってもらえるか
あるいは警察にそれをお願いできるのか知りたい。

相談3

運転を止めない認知症の義父に良い方法はないか

相談者:40代嫁(義父70代、要介護1)

同居している義父は、2年前に認知症と診断され、相談者が主に介護している

義父はひざを痛めてからどこに行くにも車で出かける
車の往来が少ない道を走っているので車同士の事故はないが、
塀や電柱、ガードレールにはしょっちゅうぶつけて車はボコボコになっている

一度義父の車を夫が廃車にしたことがあったが、
義父はすぐに新車を買ってきてしまった
免許証を取り上げても平気で運転してしまうし、
車のキーを隠したときは大騒ぎをして、根負けした義母がキーを渡してしまった
それ以来、夫や義母は「好きにさせておけ」と言う

いつかは大きな事故を起こすのではないか、
人を轢いてしまったらどうしようと心配で、
義父の運転をやめさせる良い方法はないかと1人でやきもきしている


認知症の人が運転することの危険性

認知症になると記憶力や判断力などの認知機能の低下が著しくなります
認知機能が低下するほど危険な運転行動をとる人が増えるという調査結果からも、
認知症の人の運転が危険であることは明白です

報道によれば、高速道路の逆走や信号無視による事故では、
認知症の人が運転していた例が多いようです
交通事故の被害者になるだけではなく、
人身事故の加害者になる可能性も高く、家族にとって心配は尽きません

認知症の人に運転を止めるようにと言っても、
本人に病気の自覚がなかったり能力の衰えに気付かなければ納得しないでしょう
また、車への執着があったり運転できることが
自信になっているなら簡単には受け入れられません

車がなければ日常生活に支障をきたすという事情もあるようです
しかし、そのようなことを踏まえても、認知症の人の運転は危険であり、
事故を起こしてからでは遅いので、なんらかの対策を考える必要があると思います

認知症の人の運転免許

改正道路交通法(平成14年)では、
認知症の人は免許の取り消しまたは停止の対象となりました
認知症と診断した時点で、本人や家族に車の運転をしないようにと説明する医師もいますが、
告知の問題もあってすべてのケースでというのは難しいようです

認知症を理由に運転免許を自主的に返納する件数も増えてきましたが、
まだまだ実数とはかけ離れており、
強制的に免許取り消し・停止処分の件数は年間数件にとどまっているそうです

70歳以上の人は運転免許証更新の際に、高齢者講習の受講が義務付けられていますが、
「認知機能」検査は制度化されておらず、
認知症とわからずに免許証が更新されるケースもあるということです

市町村によっては、「高齢者運転免許自主返納支援事業」として、
運転免許を返納した人に、バスや電車の一定額の乗車券を支給したり、
タクシー会社がタクシー料金を割引したり、商店が商品券を提供するなどの支援や、
免許証に代わる身分証明書として運転経歴証明書や
住民基本台帳カードの発行手数料を負担しているところがあります

警察庁では高齢者の認知機能を簡易に判定する検査制度を導入して、
「認知症の疑いがある者」には臨時適性検査と専門医の診断を受けさせるなどした上で、
「認知症である者」は免許取り消しまたは免許停止の行政処分の対象となるという方針を決めました


運転を止めてもらうための工夫

認知症の人の運転に関する介護者の悩みはさまざまです
運転免許に関する対策は進んでいますが、免許取り消し後に運転して事故を起こした場合、
自動車保険が使えないという深刻な問題が発生します
また、車の売買については家族で解決できるとは限らず、
成年後見制度を利用しなければならないこともあります

公共交通の不便な地域で高齢者の足をどう確保するかは
個人レベルでは解決できないので、地域での取り組みが必要でしょう







心と体の自立

■□■心と体の自立■□■

日本人の中で、この北タイで10年以上住み続けている人達が多くなりました。

日本から外国への海外移住、東南アジアへの移住が目立つようになったのは、

2000年代に入ってからのことだと言われています。

従って北タイに10年以上住む人たちは第一世代ということになります。


人生80年といわれる今日、その年齢に近づいている方も多いと思います。

年をとると体の機能などが低下してくるのは仕方ないと思っていませんか?

いくつになっても生甲斐をもち、自分らしく生活することは、多くの人の願いです。

そのためには、心も体もできるだけ長く健康を保ち続けることが何よりも重要です。

最近は、元気で活動的なシニアの方も多くなっており、

「介護や支援の話など、自分にはまだ関係ない」と思っている方も多いでしょう。

しかし、この北タイでも高齢化が進む中で、介護が必要となる方だけでなく、

家事や身の回りの支度などを自分だけで行うのが難しくなり、

日常生活の中で少し支援を必要とする方も増えています。

何等かのきっかけで体を動かす機会が減り、

体を動かさない状態が続くことなどにより、

体を動かしづらくなってしまう可能性が誰にもあります。


体の機能は、少しずつ変化していきます。

少し歩きづらい、疲れやすいなどと感じたとき、年のせいだからなどとあきらめて、

日頃行っていた活動や外出をしなくなってしまうと、

活動が低下し筋力が衰えたり、関節が硬くなったりします。

また、食欲が減り栄養不足になってしまい体力が落ち、気力や意欲も湧かなくなることがあります。

その結果、更に体を動かしづらくなり活動が低下し、負のスパイラルに陥ってしまいます。

このように、負のスパイラルに陥ってしまうことで、ちょっとした不調から、

支援や介護が必要な状態につながってしまうのです。


■□■社会参加や生甲斐づくり■□■

あまり外に出歩かなくなったり、

他人や社会と接する機会が少なくなったりすると、

活動量が減り心や体の機能が低下して行く恐れがあります。

いつまでも自分らしい生活を維持することが出来る様に高齢者自らが、

日頃から積極的に外出して会の活動などに参加したり、

地域のタイの人々と交流したりするなどにより、生甲斐ややりがいを見つけ

自己実現を果たすことで、生涯を通じて予防をすることが重要です。


外国の居住者にとって大切なことの一つに自主活動があります。

地域サロンや、講演会、相談会など、高齢者が誰でも参加でき、

相談し合える場や機会を増やして、それに積極的に参加することが重要です。


ある会の「会訓」です。

 ”一人は皆のために、皆は一人のために”


SCCニュース第11号より





タイ国高齢者コミュニティー訪問

◇タイ国高齢者コミュニティー訪問◇

2月20日、

チェンマイ門近郊にある一つの

高齢者コミュニティーAPRED(Association for Promoting Rights to Ensure Development)を

SCC会員5名にて訪問し、コミュ二ティーの中心で活動する13名の高齢者の人達との話合いを持ちました。


訪問目的は、

この高齢者コミュ二ティーの活動状況調査と

タイ国高齢者と北タイ在住邦人高齢者の融和の可能性について検討することです。


この記事は、「介護情報」欄の「社会コミュ二ティーAPRED訪問記」を御覧ください。




SCCニュース第9号より

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私(70歳)の日本での生活費

■□■……………………………
 私(70歳)の日本での生活費      
……………………………■□■
 
日本とタイで生活費が、どう違いがあるのだろうか?

これは、私達が日頃抱いている大きな問題です。

日本の田舎で、家を持ち、一人住まいしている、男性の方の生活費の一例です。


(単位:円/月)
国税(所得税) 11,700
住民税      20,500
国保税       13,920
後期高齢支度金 4,833
介護保険料 6,500
固定資産税 4,630
地区の区費 1,500
常会費 330
神社費  290
墓管理費   750
消防費 250
-----------------------------------------
公共費合計 65,203
-----------------------------------------
NHK費 4,550
上下水道料  6,000
電気料金 16,000
インタ-ネット、電話 6,000
車の任意保険  1,420
車検 3,330
車税金  3,250
車整備費 500
住友生命保険 11,600
新聞代 4,400
医療費他固定的支出 4,200
-----------------------------------------
固定的支出合計 61,250
-----------------------------------------
食費概算(外食含む) 67,000
交際費  5,000
娯楽、旅行等 20,000
その他住居費  5,000
その他雑費(VISAなど) 5,000
-----------------------------------------
その他生活雑費合計 102,000
-----------------------------------------
総 合 計  228,453



SCCニュース第7号より