シーパット病院チャルームプラギャット棟オープニング式参加

◇シーパット病院チャルームプラギャット棟オープニング式参加◇

2月16日、シーパットメディカルセンターのチャルームプラギャット棟にて、

棟内の設備と診療についてのオープニングと説明会に参加しました。

棟内の説明は、「医療情報」欄の「シーパットメディカルセンターについて」を御覧ください。


SCCニュース第9号より

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タイで救急車を呼ぶ

◇救急車を呼ぶべき症状◇

近年、救急車の出動件数、搬送人員はともに増えており、

救急車の現場到着までの時間も遅くなっています。

救急車は限りある資源です。救急車を安心してみんなで利用することが出来るよう、

救急車を呼ぶべきかどうか判断に困ったときなどに、活用できる「救急車を呼ぶべき症状」をご紹介します。


■□救急車を呼ぶべき部位別の項目は?□■

成人の場合(15歳以上)

1、頭
突然の激しい頭痛。
突然の39.0℃を超えるような発熱。
支えなしで立てないくらいのふらつき。
   
2、顔
顔半分が動きにくい。
にっこりと笑うと口や顔の片方が歪む。
呂律が回りにくい。うまく話すことができない。
視野が欠損する。(見え方が黒い部分があったり、見えない部分がある)
物が突然二重に見える。
顔色が青白く。血色が悪い。
吐血している。
   
3、胸や背中
突然の胸痛。
急な息切れがある。呼吸するのが苦しい。
胸が締め付けられるような、または圧迫されるような痛みが2~3分間以上続く。
(糖尿病の持病がある場合、背中に痛みが出たり、肩こりが強くなるように感
じたりすることもある)
痛むところが移動する。

4、腹
突然の激しい腹痛。
持続する激しい腹痛。
下血がある。そして量が多い。

5、手足
突然、手足が痺れる。
突然、片方の手や足に力入らなくなる。
   
6、その他
意識の障害がある(返事がない、または話している内容がおかしい)。
けいれんがある。
冷や汗を伴うような強い吐き気、または嘔吐している。
食べ物がのどに詰まり、唇が青く呼吸が苦しい。
大量の出血を伴う怪我がある。
広範囲のやけどがある。
高所から転落し、頭を打った。

小児の場合(15歳未満)
   
1、頭
頭を痛がって痙攣がある。
頭を強くぶつけて出血が止まらない。
意識がない。
   
2、顔
唇の色が紫色で呼吸が弱い。
   
3、胸
激しい咳や呼吸がゼーゼーしている。
呼吸が苦しく、顔色が悪い。
   
4、腹
激しい下痢や嘔吐で水分が取れない。
食欲がなく、意識がハッキリしていない。
激しい腹痛、嘔吐が止まらない。
便に血が混ざっている。
   
5、手足
手足が硬直している。

6、その他
意識の障害がある。
けいれんがある。
虫に刺されて、全身に蕁麻疹が出ている。
冷や汗を伴うような強い吐き気、または、嘔吐をしている。
変なものを飲み込んだ形跡がある。大量の出血を伴う怪我がある。
広範囲のやけどがある。
高所から転落し、頭を打った。
交通事故などで強い衝撃を受けた。

    
◇タイでの救急車の呼び方◇
 
我々外国人が、緊急時にどのようにして病院にたどり着くか。

色々不安なことがあるかと思います。

そこで、在チェンマイ日本国総領事館および

チェンマイラム病院、シーパット病院、ラジャヴェーチェンマイ病院、

バンコク病院チェンマイの日本語通訳の方に、救急車の呼び方をおたずねしました。

まず、最も大切なことは、搬送が必要な方の現在地を正確に伝えることです。

日本語対応ができない場合には、

迎えに来て欲しい所在地をタイ人の方に説明してもらうことをお勧めします。

タイ人の方に助けを求めるための文章を、

付録としました。タイ語文章内に必要事項を追加し、役立てて下さい。症状については、「指さし」で伝えて下さい。


チェンマイラム病院
救急車両手配:053‐895001(タイ語・英語)

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救急車の送迎ですが、片道について10km以内は無料です。

それを超える場合、全行程につき1kmあたり40バーツの費用が発生します。

11kmの場合は10kmを超過した1km分の40バーツだけではなく、

11㎞分で440バーツということになります。


シーパット病院
救急車両手配: 053-938791、053-938792(タイ語・英語)

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シーパット病院には救急外来はありませんが、

国立のスアンドーク病院とパートナーシップを結んでいるので、

救急の場合はスアンドーク病院へ搬送します。

その際の救急車は、シーパット病院へ連絡すると

シーパット病院の救急車で迎えに行き、スアンドーク病院の緊急外来へ搬送します。

救急車を利用できる時間帯は年中無休で朝8:00~夜12:00です。

救急車の費用は距離により変わりますが、チェンマイ市内の近距離であれば

片道300バーツからになります。

なお、搬送の際に酸素や特殊な医療機器を使用する場合はその費用が追加されます。

例えば酸素が必要な場合は+100バーツかかります。


ラジャヴェーチェンマイ病院
救急車両手配:053-801-999 Ext132/133 ERの内線(タイ語・英語)

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救急車手配の可能エリアですが、住所がムアンチェンマイの場合は500バーツ、

それ以外のエリアは、区域によって費用が発生します(1,000バーツ~)。

※緊急度が非常に高い場合は、1669に連絡することをお勧めしますとのことです。


バンコク病院チェンマイ
救急車両手配:095-868-2896 (日本語通訳)
上記がつながらない場合は 
「24時間バンコク病院電話サービス番号1719」
(タイ語・英語・日本語は呼び出し)
*オペレーターはタイ語のため、「ジャパニー ズ、プリーズ」と伝える。

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通常、市内ですと救急車サービス代金は、5,000バーツ前後から20,000バーツです。

症状により出動人員が変わり、それに伴い費用が変わります。

また上記料金には医師の診察、治療費は含まれておりませんが、

すべての搬送で医師が同伴するとは限りません。

特に重篤でない場合には、5,000バーツ程度となります。

集中治療や循環器治療の必要がある場合には、費用が上がります。

救急車要請の際、専門スタッフがどのような搬送体制が必要になるか判断します。


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   公共の救急車
     1669
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心肺停止などの重篤で緊急度が非常に高い場合には、公共の救急車にご連絡ください。

現在所在地から一番近い病院に搬送されます。

いずれの病院についても、救急車両の数には限りがあります。

緊急事態の場合には、

まずは公共の救急車を使用することを第一に考えてはどうでしょうか?

その他、病院通訳ならではの視点からアドバイスを4点いただいています。ご参考にして下さい。

1.患者さんが自力で歩けるのかどうか(歩けない場合はどのくらいの体型の大柄な方なのかも)が必要です。

それによって迎えに行くスタッフの数もかわります。

また、「脳発作や心臓発作の可能性があるのか」これも重要な情報です。

2.お名前、血液型、お薬その他に対する

アレルギーの有無(アレルギーが出た場合の症状)、

ご持病、普段から御使用のお薬(商標名だけでなく成分名も)、

手術歴のリストを英語で作成して置いて、携帯なさることを強くお勧めいたします。

また、可能であれば、現在使用中のお薬の実物や、

直近の諸検査や健康診断結果などの結果などもお持ち下さい。

3.海外旅行傷害保険にご加入の方は可能であれば

保険証券、パスポートなどもご用意して頂いたほうがスムーズにそのあとの手続きが進みます。

4.かかりつけの病院があれば、予めその病院に自宅の地図を渡しておくのが有効な場合もあります。

病院で相談してみて下さい。


またタイでは、

現在緊急電話番号を一本化するという動きがありますが、実用化には至っていません。

現在のところ、緊急電話番号は以下の通りです。

しかしながら万が一の際、タイ語や英語での意思の疎通が難しく、

周りに助けてくれそうなタイ人がいない場合には、

ツーリストポリスに連絡する方法も考えられます。

警察に連絡後、適切な担当部署を手配してもらうことも可能ですし、

日本語対応可能なツーリストポリスもいますので、日本語で対応してくれます。


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   199 火事(自然災害も含む)
   191 警察
   1155 観光警察(ツーリストポリス)
   1669 救急車
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注: 警察については、

   2015年7月に「911」に電話番号を変更する法案が通過したようですが、

   実用化はできておらず、未だ「191」が使用されているようです。



SCCニュース第8号より




北タイにおけるホスピスの必要性

◇北タイにおけるホスピスの必要性◇
                          
文責 : よっちゃん
 
ホスピスの語源は、ラテン語の「暖かいもてなし」です。
 
中世初期に発したホスピスは巡礼者、旅行者、貧困者、病人などを歓待する

家として、西欧の主要都市に分布していました。ホスピスが末期のケアに対し

て使われるようになったのは19世紀のことです。

現在では末期癌などの患者をケアする施設の意味と、ケアそのものを意味するようになっています。

私の生地は出羽三山の一つ、月山の中腹にあります。

神道の聖地ですから、今でも神道による儀式が執り行われています。

母は86歳で亡くなりましたが、祭壇に飾られた団子の色は真白でした。

「生」に未練を残して死んだ人の団子は黒く、諦観して死んだ人のそれは白いと言い伝えられています。

母は永年、パーキンソン氏病に悩まされました。

75歳の頃だったでしょうか、死の恐怖を口にしたことがあります。

それが、死ぬ時には諦観していたとすれば、

病気による肉体的、精神的な苦しみから逃れたかったからだろうと思っています。

私が少しでも母の苦しみを和らげることができたかは、大いに疑問です。

死は誰にでも訪れるものですが、生きている時はまだまだ先のことと考えるのが普通です。

しかし、癌などに罹って死期を宣告されたら、どうでしょうか。

自分の死を真正面から見つめることになりますから、認識も大きく変わると思います。

ましてや、まだ健康に自信がある人は大きなショックを受けることになるでしょう。

ホスピスは、こうした患者の肉体的、精神的な痛みと、家族の心配や経済的な不安をケアするのが目的です。

医療では扱わない分野といえると思います。

医学の発達もあって、日本人の寿命は延び続けています。

それに比例する形で癌患者の数も増え続けています。

当地の日本人ロングステイヤーの中にも、癌で亡くなった方や、

そのために帰国した人が少なくありません。

故国を離れた地で死に行く人に寄り添い、

心身の痛みを和らげる心あるボランティアが必要だと思います。

先日、西欧人による「ランナーケアネット」の「高齢者ケアの実際」と題するセミナーがありました。

その中で、カール氏は自身が癌に冒された経験を活かして

Cancer connect というグループをつくり、ケアをしていると話していました。

支援の対象となる癌患者の半数は末期癌で死亡しているそうです。

西欧人は、キリスト教という精神的支えがある人も多いでしょうが、

日本人は無宗教が大多数です。

患者さんは人と話すだけでも大きな安らぎとなるのではないでしょうか。

ボランティアとして、買物の代行や話し相手になる。

そして患者本人と医者の間を取り持つなど、様々な面で支援できれば、

患者本人や家族の助けになることは勿論のこと、

ボランティア自身も活動を通して人生について多くのものを学ぶことができると思います。

次回は、そうしたボランティア活動の具体化について考えてみたいと思います。


SCCニュース第6号より


睡眠時無呼吸症候群セミナ-に参加して

◇睡眠時無呼吸症候群セミナ-に参加して◇

バンコク病院チェンマイで行われた、睡眠時無呼吸症候群の無料セミナーに参加しました。

< 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の特徴 >

睡眠をとっているのに疲れが取れない、集中力や記憶力が低下している---

もしかしたら睡眠時無呼吸症候群かもしれません。

これは睡眠時に継続的に呼吸が止まってしまう病気です。

それより血中酸素が低下し健康状態が悪化するだけでなく、

心筋梗塞や脳梗塞などの発症リスクも高くなります。


本人は気がつかないが・・・・・・・・

* 睡眠中
  大きな「いびき」、「無呼吸」、「異常な体動」、「頻繁に眼が覚めたり、小便に行く」

* 日中
  居眠り、起床時の頭痛、記憶力、集中力の低下、性欲減退、性格の変化、労作時の息切れ


< SASが引き起こすこと >
    
 高血圧、冠動脈疾患、脳卒中、うっ血性心不全、自動車事故

< なり易い人 >

 肥満の人、首の短い人、あごの小さな人---口内の軟口蓋や喉に脂肪がついているため気道が狭い、

 あお向けに寝ると舌根が喉の奥に落ち込み易く気道が狭くなる。


< 検査方法 >

 パルス検査。簡易ポリグラフ検査、睡眠ポリグラフ検査(入院必要)があります。

< 無呼吸の治療方法 >
  
 運動、栄養指導など体重減量に対する生活習慣指導や外科的治療、

 口腔内装置(歯科)鼻CPAP治療。

 CPAP療法の原理は、寝ている間の無呼吸を防ぐために気道に空気を送り続けて気道を開存させておくというもの。

 CPAP装置からエアチューブを伝い、鼻に装着したマスクから気道へと空気が送り込まれます。

< 病気が直るとどうなる >

 無呼吸、いびきの損失、同じ部屋で寝ている人も安眠できる、

 日中の眠気の損失、活動力の増加、集中力、記憶力、闘争心が増す。

 夜間尿の減少、高血圧の改善、合併症の予防及び改善。


< 予防方法 >

  1 良い睡眠をとる。人生の3分の1は睡眠である。

  2 バランスの取れた食事。

  3 定期的な運動--病気予防、ダイエット、筋肉強化


SCCニュース第6号より


遠隔健康相談

遠隔健康相談

香川大学は1999年より、チェンマイ大学と学術交流を続け、

医学部などとの学生交流や共同研究のほか、医師、看護師の研修を受け入れるなどの貢献をされています。

今年の5月には、チェンマイ大学看護学部より、教員1名と学生6名を受け入れ

「International Nursing Seminar 2015 in Kagawa」を実施しています。
   
ロングステイヤーにとって、一番の心配は健康問題であります。

チェンマイにはいくつかの病院があり、日本人通訳を雇用し日本人顧客に対応しておりますが、

平素からの健康について気軽に相談できるまでに至っていませんでした。

少し複雑或いは重症な病気や精神疾患になると、

日本人通訳を介しても医師との疎通が充分でない面があり、患者の不安と不満足を起こしてしまいます。

2008年に総領事館から、日本人医師派遣要請が香川大学にもありました。

しかし当時は香川大学にも卒後研修必修化後の医師不足問題があり、医師の派遣は困難な状況でした。

その当時、既に香川大学では

「遠隔医療インターネット技術」を香川県の過疎地域で応用し、医療過疎解消に貢献していました。

この技術を応用し、チェンマイとの間で「遠隔健康相談」が開始されました。

日本人会、チェンマイロングステイの会(CLL)および企業団体に対して、

生活環境、医療環境などをアンケート調査した結果、直接の医療行為はできないが、

遠隔健康相談を実施することで患者の不安を取り除くことができると確信し、

最も健康相談を切望していたCLLの人達との間で何回かのテストをした後、遠隔健康相談を開始しました。

更に、チェンマイ大学医学部や市内の3病院にも説明し、そのバックアップを依頼しています。

そして、2010年11月から正式に実施を開始し、

毎月第一、第三金曜日 8時~10時、一人につき、30分で相談を行っています。

詳しい事については、CLLへ御相談ください。

SCCニュース第3号より