キレの悪い男の病気

男の前立腺肥大症が原因の頻尿の症状

年齢を重ねるにしたがって、
「トイレが近い」「尿の切れが悪い」「尿の勢いがない」など、
排尿障害に悩む方は増えていきます

20166191


男性の場合、原因として特に多いのが、
「前立腺肥大症」です

男性の宿命と昔から言われています
知らない人が多いのですが
前立腺は男性にしかない臓器です

高齢になるにつれて多くの男性がかかる病気で
40代男性の40%、50代男性の50%、60代以上の男性の60%、
高齢化傾向と相まって、受診患者数は年々増加しています

20166192


前立腺肥大症とは?

前立腺は、精液の一部である前立腺液を分泌する臓器ですので、
男性ホルモンによってコントロールされています
このため、男性ホルモンが急激に上昇する思春期から前立腺は大きくなり始め、
20代〜30代でピークとなって落ち着きます
40代後半以降、
前立腺肥大症として再び前立腺と妄想?(^^)/ が大きくなる人が増えていきます


頻尿・排尿障害の原因

なぜ、前立腺肥大症になると
「おしっこの勢いがない」「おしっこが途切れる」
「お腹に強く力を入れないとおしっこが出ない」

などの排尿障害が出るのでしょうか?

20166193


男性の前立腺肥大症の原因と頻尿の症状

前立腺の真ん中を膀胱から出た尿道が通っています
前立腺が肥大すると、膀胱の出口や尿道が物理的に圧迫されます
そのためおしっこが出にくくなります。これが「機械的閉塞」です

前立腺には射精の際に収縮する平滑筋が多く存在しています
その平滑筋を刺激するα受容体が前立腺肥大症になると増加します
α受容体の増加によって前立腺の収縮が過剰になるために尿道を締め付けて
排尿障害を起こすことを、「機能的閉塞」といいます

さらに、肥大した前立腺が膀胱を刺激することによって、
「おしっこの後にまだ尿が残っている感じがする」
「何度もトイレに行きたくなる」といった頻尿の症状が起こることもあります

適切な対処が大事

この前立腺肥大症ですが
中でも「夜間頻尿」による生活の質の低下は誠に困ることです

前立腺肥大症の程度は人によって異なるため、
全ての人に特別な治療が必要なわけではありません
症状が軽く、病院に行くほどでもないという場合には、
まずはノコギリヤシなどのサプリメントから試してみるのも良いでしょう

20166196
20166195

症状が悪化している場合や
日常生活に支障を感じている場合には、
早期に泌尿器科を受診をして、適切な治療を始めることが大事です







誤嚥(ごえん)に注意

世の中には、木枯紋次郎みたいに
「あっしには、関わりのねーことでござんす」
と言いたい、ご縁があります

ご縁になりたくない誤嚥(ごえん)

20166145

誤嚥(ごえん)の知識と予防法

20166142

誤嚥(ごえん)とは、
食べ物や異物を気管内に飲み込んでしまうことです
(異物を消化管内に飲み込むことを含む)

誤嚥性肺炎(老人性肺炎)
肺炎の中でも高齢者の致死率が非常に高いといわれています




誤嚥はどのように診断されるのでしょうか?
病院での診断方法と治療方法について解説します

誤嚥性肺炎の診断方法

一般的な肺炎は
発熱や咳、濃い色の痰が出て、胸部のレントゲン写真に
もやもやとした影が映っていた場合は、典型的な肺炎が疑われます
咳は出ても、食事が可能です

誤嚥性肺炎
誤嚥(ごえん)の確認をした後、食べ物をかみ砕いて飲み込むことができない
嚥下障害の症状があるかどうか、肺に炎症があるかどうかを確認します
咳が出て、食事ができません

肺炎の初期症状は普通の風邪と見極めがつきにくいため、
早期発見のためにはそれ以外のポイントを見逃さないことも大切です

下記のような症状がある場合は
誤嚥性肺炎の可能性があるので、注意しましょう

20166144


・食事中に咳込むことが多くなった
・食事に時間がかかるようになった
・食事後に疲れてしまう
・唾液が上手く飲み込めなくなった
・常にのどがゴロゴロと鳴っている
・息切れが多くなった
・元気がない

誤嚥性肺炎の治療法

応急処置的は背中をたたくと、楽になります
20166141

誤嚥性肺炎の治療には、
肺炎を引き起こしている細菌を抗生物質で抑える方法がとられます
また、肺炎により呼吸不全が起きた場合は酸素吸入を、
さらに重症化した場合には人工呼吸器を使用することもあります

治療の効果が出れば症状は改善しますが、
誤嚥の危険がつきまとう限り、
常に再発の危険性があります

また、同じ症状をくり返すと菌に耐性がつくため、
次第に治療薬が効かなくなっていくケースもあります
よって、誤嚥性肺炎は、常日頃から予防を心がけることが大切なのです


誤嚥性肺炎の予防法

20166143

誤嚥性肺炎の予防には、主に以下の方法があります。
・食事の時には前かがみの姿勢を保つ
・食材は一口大に切る、固形物は柔らかくする、
とろみをつけるなど、調理法を工夫する
・食後2時間ほどは横になるのをやめて座位を保ち、胃液の逆流を防ぐ
・食後の歯磨き、舌のケア、入れ歯のお手入れを徹底し、口の中の菌を減らす
・就寝時は、頭の位置を30度ほどに保って休む

誤嚥がすぐに誤嚥性肺炎につながるわけではありません
嚥下機能を高めて誤嚥をなくしていくことで、
肺炎を予防することは可能です








胃ろうは慰労にあらず

胃瘻(胃ろう)は
口から食事をとることの困難な人に対して、
直接胃から栄養を摂取できるように人為的に造られる「第二の口」です


「口から食事をとることができない」
「口から食事をとることが困難」である場合に、
胃ろうの手術が適応されます。

また日本では、介護の問題で
「口から食事をすると、誤嚥(ごえん)の危険性があり、家族では対応が難しい」
という場合にも、胃ろうの手術が適応されるケースがあります

日本では1年に10万人ほど胃ろうの手術を受ける人がおり、
全国で胃ろうを利用している人は40万~50万人ほどとなっています

S_4427124964805.jpg

胃瘻(胃ろう)は虐待(ぎゃくたい)という考え方

胃瘻(胃ろう)という医療技術は、口からものが入らなくなった患者に対し、
おなかに穴を開けて胃にチューブを差し込み、養分や水分を送り込むものです

これはもともと、食道が狭くなっている子供用に開発されたものです


ところが日本では、これを口からものが入らなくなった年寄りにまで転用してしまいました
以前は全身麻酔をかけて外科的に胃瘻を作っていたので患者は限られていたのです

けれども局部麻酔で胃カメラを使って
10分か15で簡単に作れるようになったため、大きく普及しました

S_4427124939007.jpg


胃瘻を作って年月を重ねると、
寝たきりで意識の疎通もなく、手足の関節も固まり、
これが人間かと思うような悲惨な姿に変わり、
死んだ後、手足の骨をポキポキ折らないと棺桶に入らなくなります

死んでいるから痛くないというものの、
そんな状態になるまでムリヤリ生かすことにどれほどの意味があるのでしょうか

胃瘻を作ることも本人の意思ではなく、家族の意向ですが
患者本人の意思を尊重するリビングウイルがないのも一つの原因です

親と子が「死を視野」に入れてきちんとかかわって
こなかったつけですから仕方ないともいえます

現在のところ、
一度始めた胃瘻は、日本では中止できません

止めるとすぐ殺人と騒がれますから、日本ではいくら中止を要請してもダメです

フランスでは
自分の口で食べられなくなったら医者の仕事は終わり、
後は牧師の仕事 といわれているそうです

日本から北欧へ研修に行っていた介護関係者が、
食べようとしない年寄りの口にスプーンでムリに押し込んで、
こっぴどく叱られたというエピソードがあります

「あなたは本人の意思を無視するのか」と
これは文化の違いですから一概にどちらがいいとはいえません

食べやすい形に調理を工夫してもらうことは頼まなくてはなりませんが、
ムリヤリ、口の中に押し込むのは願い下げです

口をつけなかったら黙って下げるのが、自然のような気がします

患者の身体が要らないといっているのに、
ムリヤリ押し込むのはかなりの苦痛と負担を強いているはずです

医者から言われる言葉に
終末期医療の場面、口から食べられなくなった患者について、
医師が家族に対し次のような言明をする場合があると聞きます

  
「胃ろうの設置を考えなければなりません、
  どうするかご家族で相談して決めてください
  ただし、いったん設置したら取り外すことはできません」


簡単に言えば
胃ろうをしなければ、食べないので何日かで死亡します
胃ろうをすれば、延命はできます
患者の生死を、家族が決めろ というわけです 


しかも、いったん胃ろうを始めたら、取り外すことはできません
と言われます

なぜ「取り外すことはできないか」と尋ねた場合、
医者は決まって「それは法によって決まっているからです」とか
「それは殺人罪に当たるおそれがあるからです」という答えが返ってきます

このような対応をされた家族は困惑する
医師の側はこのような状況に繰り返し遭遇しているかもしれないが、
多くの家族にとっては初めての事態です

しかも、家族(患者)の生死に関わる決断をするように迫られる

胃ろうによる栄養補給で患者が少しでも長く生きられるなら、
設置するのが当然の義務であるかのように思い
結局、胃ろうの手術を受けて、
患者も、患者の家族も長く苦しむことになります