老後の一人暮らし

◇老後の一人暮らし◇

2014年にSCCが実施した二つのチェンマイ高齢者団体の

アンケート調査結果によると、一人住まいの方が26%居られる。

昨年度の在チェンマイ総領事館管内での

邦人死亡件数22名のうち、孤独死の方が2名居られた。

日本国内においても誰にも看取られることなく息を引き取り、その後、

相当期間放置されるような「孤立死」の事例がたくさん報道されている。



「一人暮らしの男性に、人との交流が少ない人や頼れる人がいない人が多い」
…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─……─…─…─…─…─…─…─

内閣府「高齢者の経済生活に関する意識調査」によると

60歳以上の高齢者の会話の頻度(電話やEメ-ルを含む)をみてみると、

全体では毎日会話している者が9割を超えるものの、

一人暮らしの所帯については、「2~3日に一回」以下の者も多く、

男性の単身所帯で28.8%、女性の単身所帯で22%を占める。


近所づきあいの程度は、全体では

「親しくつきあっている」が51.0%で最も多く

「あいさつをする程度」は43.9%、

「つきあいがほとんどない」は5.1%となっている。

これに対して、一人暮らしの男性の場合は、

「つきあいがほとんどない」が17.4%と高く

逆に一人暮らしの女性は

「親しくつきあっている」が60.9%と最も高くなっている。


一方、一人暮らしの高齢者は家族と同居している高齢者よりも

生活の満足度が高く、悩みが少ない結果報告がされており、

大阪府門真市の医師が三年間に掛けて実施した約1,000人への聞き取り調査によれば、

独居の生活満足度は73.5点、同居の人は68.3点であった。子どもの有無や男女の差はなかったという。


家族との同居は、家族への対応に苦慮するからと分析している。

しかし、それには条件が伴う。自由で勝手気ままに暮らせること、

信頼できる同世代の友人や親類が2人か3人はいて、

話ができること、住み慣れた土地に住んでいることなどが必要である。


家族と同居しながら自立の方法を見つけている人もいる。
…─…─…─…─…─…─…─…─…─…─……─…─…─…─…─…─…─

チェンマイに在住している人の中にも家族と同居し暮らしているが、

夫は自分の食事は自分で準備するなど、互いに自立し、

緊急時以外はなるべく顔を合わせないことでトラブル(?)を防止している夫婦が居る。

タイ人と結婚している人の中にも、昔から食べ慣れた日本食ということで、自作自食している人も居る。

これも生活の知恵のひとつであると言える。


先日チェンマイで独居している男性が倒れた。

コンドミニアムの管理人が見つけ、私立病院へ搬送された。

友人など誰からの連絡も無く、私立病院では困り果て、国立の郡病院へ移された。

しかし、此処でも同様の問題で誰も見てくれる人もない為、

日本側を代表する所に引取り依頼の連絡が入った。

此処で重要なことは、満足して生活するのは良いが、

この方は「人に迷惑を掛けない」ということを忘れていないだろうか。

───────────────────────────────。.。o○
「人生の終わりに来たとき、神が私たちに問われるのは、

”あなたは、どれだけ手に入れましたか?”

ではなく、

”あなたは、どれだけ与えましたか?”です」

--ヨハネ伝より
───────────────────────────────。.。o○

SCCニュース第9号より





スポンサーサイト