タイで救急車を呼ぶ

◇救急車を呼ぶべき症状◇

近年、救急車の出動件数、搬送人員はともに増えており、

救急車の現場到着までの時間も遅くなっています。

救急車は限りある資源です。救急車を安心してみんなで利用することが出来るよう、

救急車を呼ぶべきかどうか判断に困ったときなどに、活用できる「救急車を呼ぶべき症状」をご紹介します。


■□救急車を呼ぶべき部位別の項目は?□■

成人の場合(15歳以上)

1、頭
突然の激しい頭痛。
突然の39.0℃を超えるような発熱。
支えなしで立てないくらいのふらつき。
   
2、顔
顔半分が動きにくい。
にっこりと笑うと口や顔の片方が歪む。
呂律が回りにくい。うまく話すことができない。
視野が欠損する。(見え方が黒い部分があったり、見えない部分がある)
物が突然二重に見える。
顔色が青白く。血色が悪い。
吐血している。
   
3、胸や背中
突然の胸痛。
急な息切れがある。呼吸するのが苦しい。
胸が締め付けられるような、または圧迫されるような痛みが2~3分間以上続く。
(糖尿病の持病がある場合、背中に痛みが出たり、肩こりが強くなるように感
じたりすることもある)
痛むところが移動する。

4、腹
突然の激しい腹痛。
持続する激しい腹痛。
下血がある。そして量が多い。

5、手足
突然、手足が痺れる。
突然、片方の手や足に力入らなくなる。
   
6、その他
意識の障害がある(返事がない、または話している内容がおかしい)。
けいれんがある。
冷や汗を伴うような強い吐き気、または嘔吐している。
食べ物がのどに詰まり、唇が青く呼吸が苦しい。
大量の出血を伴う怪我がある。
広範囲のやけどがある。
高所から転落し、頭を打った。

小児の場合(15歳未満)
   
1、頭
頭を痛がって痙攣がある。
頭を強くぶつけて出血が止まらない。
意識がない。
   
2、顔
唇の色が紫色で呼吸が弱い。
   
3、胸
激しい咳や呼吸がゼーゼーしている。
呼吸が苦しく、顔色が悪い。
   
4、腹
激しい下痢や嘔吐で水分が取れない。
食欲がなく、意識がハッキリしていない。
激しい腹痛、嘔吐が止まらない。
便に血が混ざっている。
   
5、手足
手足が硬直している。

6、その他
意識の障害がある。
けいれんがある。
虫に刺されて、全身に蕁麻疹が出ている。
冷や汗を伴うような強い吐き気、または、嘔吐をしている。
変なものを飲み込んだ形跡がある。大量の出血を伴う怪我がある。
広範囲のやけどがある。
高所から転落し、頭を打った。
交通事故などで強い衝撃を受けた。

    
◇タイでの救急車の呼び方◇
 
我々外国人が、緊急時にどのようにして病院にたどり着くか。

色々不安なことがあるかと思います。

そこで、在チェンマイ日本国総領事館および

チェンマイラム病院、シーパット病院、ラジャヴェーチェンマイ病院、

バンコク病院チェンマイの日本語通訳の方に、救急車の呼び方をおたずねしました。

まず、最も大切なことは、搬送が必要な方の現在地を正確に伝えることです。

日本語対応ができない場合には、

迎えに来て欲しい所在地をタイ人の方に説明してもらうことをお勧めします。

タイ人の方に助けを求めるための文章を、

付録としました。タイ語文章内に必要事項を追加し、役立てて下さい。症状については、「指さし」で伝えて下さい。


チェンマイラム病院
救急車両手配:053‐895001(タイ語・英語)

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救急車の送迎ですが、片道について10km以内は無料です。

それを超える場合、全行程につき1kmあたり40バーツの費用が発生します。

11kmの場合は10kmを超過した1km分の40バーツだけではなく、

11㎞分で440バーツということになります。


シーパット病院
救急車両手配: 053-938791、053-938792(タイ語・英語)

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シーパット病院には救急外来はありませんが、

国立のスアンドーク病院とパートナーシップを結んでいるので、

救急の場合はスアンドーク病院へ搬送します。

その際の救急車は、シーパット病院へ連絡すると

シーパット病院の救急車で迎えに行き、スアンドーク病院の緊急外来へ搬送します。

救急車を利用できる時間帯は年中無休で朝8:00~夜12:00です。

救急車の費用は距離により変わりますが、チェンマイ市内の近距離であれば

片道300バーツからになります。

なお、搬送の際に酸素や特殊な医療機器を使用する場合はその費用が追加されます。

例えば酸素が必要な場合は+100バーツかかります。


ラジャヴェーチェンマイ病院
救急車両手配:053-801-999 Ext132/133 ERの内線(タイ語・英語)

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救急車手配の可能エリアですが、住所がムアンチェンマイの場合は500バーツ、

それ以外のエリアは、区域によって費用が発生します(1,000バーツ~)。

※緊急度が非常に高い場合は、1669に連絡することをお勧めしますとのことです。


バンコク病院チェンマイ
救急車両手配:095-868-2896 (日本語通訳)
上記がつながらない場合は 
「24時間バンコク病院電話サービス番号1719」
(タイ語・英語・日本語は呼び出し)
*オペレーターはタイ語のため、「ジャパニー ズ、プリーズ」と伝える。

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通常、市内ですと救急車サービス代金は、5,000バーツ前後から20,000バーツです。

症状により出動人員が変わり、それに伴い費用が変わります。

また上記料金には医師の診察、治療費は含まれておりませんが、

すべての搬送で医師が同伴するとは限りません。

特に重篤でない場合には、5,000バーツ程度となります。

集中治療や循環器治療の必要がある場合には、費用が上がります。

救急車要請の際、専門スタッフがどのような搬送体制が必要になるか判断します。


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   公共の救急車
     1669
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心肺停止などの重篤で緊急度が非常に高い場合には、公共の救急車にご連絡ください。

現在所在地から一番近い病院に搬送されます。

いずれの病院についても、救急車両の数には限りがあります。

緊急事態の場合には、

まずは公共の救急車を使用することを第一に考えてはどうでしょうか?

その他、病院通訳ならではの視点からアドバイスを4点いただいています。ご参考にして下さい。

1.患者さんが自力で歩けるのかどうか(歩けない場合はどのくらいの体型の大柄な方なのかも)が必要です。

それによって迎えに行くスタッフの数もかわります。

また、「脳発作や心臓発作の可能性があるのか」これも重要な情報です。

2.お名前、血液型、お薬その他に対する

アレルギーの有無(アレルギーが出た場合の症状)、

ご持病、普段から御使用のお薬(商標名だけでなく成分名も)、

手術歴のリストを英語で作成して置いて、携帯なさることを強くお勧めいたします。

また、可能であれば、現在使用中のお薬の実物や、

直近の諸検査や健康診断結果などの結果などもお持ち下さい。

3.海外旅行傷害保険にご加入の方は可能であれば

保険証券、パスポートなどもご用意して頂いたほうがスムーズにそのあとの手続きが進みます。

4.かかりつけの病院があれば、予めその病院に自宅の地図を渡しておくのが有効な場合もあります。

病院で相談してみて下さい。


またタイでは、

現在緊急電話番号を一本化するという動きがありますが、実用化には至っていません。

現在のところ、緊急電話番号は以下の通りです。

しかしながら万が一の際、タイ語や英語での意思の疎通が難しく、

周りに助けてくれそうなタイ人がいない場合には、

ツーリストポリスに連絡する方法も考えられます。

警察に連絡後、適切な担当部署を手配してもらうことも可能ですし、

日本語対応可能なツーリストポリスもいますので、日本語で対応してくれます。


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   199 火事(自然災害も含む)
   191 警察
   1155 観光警察(ツーリストポリス)
   1669 救急車
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注: 警察については、

   2015年7月に「911」に電話番号を変更する法案が通過したようですが、

   実用化はできておらず、未だ「191」が使用されているようです。



SCCニュース第8号より




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