記事一覧

孤独死inチェンマイ

「日本が恋しい」 チェンマイで高齢者の孤独な死

 「日本に帰りたい。恋しい」タイ北部チェンマイ郊外。

日本人男性がこう言い残し、81歳の生涯をひっそりと終えた。

物価が安く、定年後の移住・滞在先として日本人に人気があるタイ。

一方で孤独に亡くなる高齢者も急増している。「日本を捨てた人たち」の最期を追った。
 

路上にごみが散乱し、放置された廃車が目につく貧困地区。

薄暗い一軒家に住んでいた日本人男性が亡くなったのは、2月のことだ。

癌だった。

日本で暮らす兄弟は遺骨の引き取りを拒否し、内縁のタイ人女性がチェンマイの川に散骨した。


この女性によると、男性は東京都で生まれ、タクシー運転手をしていた。

「物価が安い」と約20年前にタイに移り住んだが、言葉ができずに孤立。

部屋にこもり、テレビを見たり本を読んだりして過ごす毎日だった。

女性は「仕事をせずお金に困り、入院費も払えなくなった」と振り返る。
(ロングステイビザでは仕事などで収入を得ることは許されていません)

こうした事例は珍しくない。近くの団地に住む80代の日本人男性も同時期、闘病の末に息を引き取った。

近隣住民との交流はほとんどなかった。

タイ人の妻らが葬儀をすませ、日本にいる娘たちは参列を拒んだ。


街中をさまよい歩く認知症の患者。

身寄りがなく病院で死を待つだけの生活困窮者。

引き取り手がなく、病院に何ヶ月も安置された遺体。


在チェンマイ日本国総領事館には、

タイ当局から日本人高齢者に関する情報が連日寄せられる。


タイ北部は「第二の人生」を歩もうとする日本の年金生活者らに人気が高く、

在留届を出している高齢者は1,500人を超える。

「タイの人たちに迷惑を掛けたくないので、いずれ日本に帰る」(76歳男性)つもりで、異国生活を楽しむ人が多い。

一方、貯金を使い果たして帰国できなくなり、不法滞在となるケースも。

失業や借金、女性問題を抱え、日本に居場所がない人も多い。

タイは出入国管理が甘いとされ、複雑な事情を抱えた人が集まりやすい。

こうした高齢者は外部との交流を断つ傾向にあり、居場所や生活状況を把握するのは難しいのが実情だ。

チェンマイ総領事館によると、在留邦人の高齢化は年々進み、過去3年間は毎年20人が死亡。

今年は4月までに約15人が亡くなっている。

死後数日たって見つかる孤独死も目立ち、

日本の遺族に連絡しても「一切関わりたくない」と拒絶されるという。

タイだけでなく、フィリピンでも同様の事例が多いとされる。

総領事館の担当者は「日本の高齢化社会の縮図のようなことが起きている。

一昔前まで誰も想定していなかった事態だ」と懸念を口にした。

                         (チェンマイ共同=中檜理)(共同通信社)
スポンサーサイト

訪問者数

プロフィール

チェンマイ介護研究会

Author:チェンマイ介護研究会
設立趣旨と理念

SCCニュースPDF版


ようこそ!
せっかく暖かい温暖なタイに移住した方が、体力に自信がなくなり、病気になったのをキッカケに帰国される方を多く見かけるようになりました。

私たちは治療より予防を目指し、自分自身で健康を管理し、もしもの時、温かい北タイで年金の範囲で、介護が受けられる仕組みづくりを目的に介護研究会を立ち上げました。

各活動は「調査」「研究」を基本とし、その結果を北タイ高齢者の皆様へ提案、提言してまいります。

名前は北タイの代表的地名である
「チェンマイ」を冠にしました。


<会の名称>
「チェンマイ介護研究会」
<設立年月日>
2013年12月26日

介護研究会では御意見、
御提案をお待ちしています。


メール送信はこちら


チェンマイ介護研究会一同