もしも犬にかまれたら 怖い!狂犬病

<動物に噛まれたら>

 「散歩をしていて犬に噛まれた」と言う話をきくことがあります。

犬や猫の口内には多くの黴菌が生息しています。
噛まれたり引っ掻かれたりすると、破傷風、狂犬病、猫引っ掻き病、パスツレラ病などの
病気の危険性があります。すぐに石鹸を使って患部を洗い、急いで病院へ行きましょう。

<怖い狂犬病>

こうした病気の中でも、怖いのが狂犬病です。

狂犬病は、発症したらほぼ100%死に至ります。

タイを含むアジアでの発症例が多く報告されていて、
WHOの報告によれば毎年、5万人以上が死亡しています。

犬に多いため「狂犬病」と呼ばれていますが、
犬だけでなく猫、リス、アライグマ、ヤギ、豚など、すべての哺乳類に保菌の可能性があります。

症状は2週間程度で現れるのが普通です。
ウイルスが脳神経組織に到達した段階で発病しますので、
足など患部が頭部から遠いほど、発症するまで時間がかかります。

まず、風邪に似た症状が現れます。

次いで不安感、恐水症(水を嚥下する時に痛みを感じるので、水を見るだけで怖くなる)が現れます。
こうなると、助かる見込みはありません。

<狂犬病ワクチン>

日本はイギリスなどとともに狂犬病清浄地域です。
生後91日以上の犬は1年に1回予防ワクチンの注射を受けることが義務付けられています。

従って、日本国内での危険性は少ないと言えますが、野生化したペットなどが狂犬病に
かかっている可能性も否定できないことなどから、日本国内でも安心はできないと指摘する専門家もいます。
  
日本では、病院でもワクチンを常備していないのが普通です。そのため、
海外旅行中に動物に噛まれた人が帰国し、なかなかワクチンの接種をしてもら
えなくて困ったという例もあります。

タイでも日本同様、犬に予防注射をする義務がありますが、
実際は予防注射をしていない飼い犬が数多くいます。

野良犬に至っては、ほとんどしていません。
また、猫など他の動物には予防注射の義務さえありません。

2001年の調査によれば、タイ国の犬猫の33%が陽性と言いますから、
非常に危険な環境といえます。

タイでは、どこの病院でも狂犬病ワクチンを持っています。
噛まれたり、引っ掻かれたりしたら、感染を疑わなければなりません。

こうした感染の機会があった場合、すぐにワクチンを注射しなければなりません。
菌は、傷口からゆっくりと、しかし確実に脳に向かいます。

脳に到達する前にワクチンで食い止めなければなりません。
  
ワクチンの接種は、当日、3、7、14、28日目の合計5回必要です。

犬や猫を飼っている人は、予め予防注射をしておいた方が無難でしょう。
その場合は当日、3日目の、2回の接種で済みます。

SCCニュース第1号より






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