プロセスこそ大事

結果だけが 人生じゃない

私たちは結果ばかりに目を奪われがちです
「どんな手を使っても、結果がよければいい」

短絡的な、虚無思想に走りがちな現代です

ともすると、下の漫画みたいな人生を歩んでしまいがちです

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一般的には「結果」はとても大事です。

スポーツやビジネスの世界では、
いくら途中経過がよくても、
いい結果を出さなければ
評価されないというのが現実です


それはとても健全で、格好のよいことです
しかし、結果だけでは意味をなさない事柄も、日常にたくさん有ります


人生に目的があるとすれば
「結果が目的ではなく、経過が目的」ではないでしょうか

「二度とない人生だから」

 「浜までは海女(あま)も蓑(みの)着る時雨(しぐれ)かな」 滝 瓢水(ひょうすい)

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一人の旅の僧が瓢水の評判を聞いて住居を訪ねると、
あいにく留守なので近所の人に尋ねたところ
「風をひいて気分が悪いので医者に薬を貰いにいっ た」と言われた

それを聞いた旅の僧は
「生死煩悩を離れて悟道の境地にあると聞いていたが、
たかが風邪くらいで医者にかかるとは娑婆に未練のある証拠
取るに足りない似非 坊主なら教えを乞う必要もない」
とあなどり去っていきました

医者から帰ってそのことを聞いた瓢水は、
近くの若者に僧を追わせ一枚の紙切れを手渡させました

そこには「浜までは海女も蓑着る時雨かな」と書いてあった のです

時雨は晩秋から初冬にかけて降る雨で、タイのスコールのような通り雨のことです

海女が、「どうせ海に入れば濡れるのだから蓑など着る必要はない」
とは言わず、浜まで傘をさして、浜までは濡れずにいきたいという
海女の気持ちを詠んだものです

人生はある意味短い
どうせ長くない命とわかっていても、折角人間として
生まれてきたこの命だから、最後の最期まで自愛の念で大切にしよう

一番大事な自分の体
二度とない人生
あきらめず 投げ出さず、
あせることなく最善を尽くして感謝の
その日暮しを一生懸命に

瓢水の句は、そのことを私たちに教えてくれます








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