高齢者の運転

タイのロングステイヤーはバイクや自家用車を持ち
買い物、冠婚葬祭、遊びに利用している方は多いと思います

いつかは、自分で運転ができなくなることは想定できても
便利なバイクや自家用車の運転を

どのタイミングやめるのか

20166211

自家用車の代替え手段を今のうちに考えることは
  決して早すぎることはありません


NHK認知症キャンペーン
「車の運転は出来るの?運転適性のチェックと免許返納の動き」




「認知症と車の運転」
で困った相談は多く寄せられております


相談1

認知症の父の唯一の楽しみである運転を止めさせるべきか
相談者:40代息子(父70代 要支援2)

相談者は両親と三人暮らし
父は1年前に認知症と診断され、要支援2になったが、
今のところ介護保険のサービスは利用していない

父は若い頃から車の運転が趣味で、
今でも毎日母を乗せて出かけている
田舎なので病院は遠いし一番近いスーパーでも車で20分かかるので、
通院や買い物にも車は欠かせない

先週、他県に住む妹が遊びに来たので父が駅まで送迎したが、
妹から父が赤信号なのに交差点を直進してしまったという電話があった
妹はすぐに運転をやめさせるべきだと言う
母に聞くと、母も怖い思いをしたことがあるようで、
事故が起こる前に対処しなければということになった

しかし、父の唯一の楽しみを奪うと認知症が進むのではないかと心配で、
なかなか言い出せない。どうしたものか迷っている

相談2

認知症と診断されれば運転を禁止させられるか
相談者:50代娘(父80代、未申請)

相談者の実家は代々続く農家である
父は今でも畑に出ている
だいぶ前から父がおかしいと母から聞いていたが、
連休に帰省してみて父は認知症に違いないと思った

朝、父は畑に行くと言って軽トラックで出かけたが、
昼になっても帰ってこない
心配していると、隣町の警察から父が自動車事故にあったという電話があった
幸い物損事故で済んだが、
父の混乱振りは異常で、「なぜここまで来たの」と聞いても答えられない

その後、歳だから運転は止めたほうがいいと皆で説得したが、
農機具をどうやって畑に運ぶんだと聞き入れない
日頃は母と二人暮らしで、母の言うことを聞くような父ではないので運転は続けると思う

認知症と診断されれば、医師から父に運転してはいけないと言ってもらえるか
あるいは警察にそれをお願いできるのか知りたい。

相談3

運転を止めない認知症の義父に良い方法はないか

相談者:40代嫁(義父70代、要介護1)

同居している義父は、2年前に認知症と診断され、相談者が主に介護している

義父はひざを痛めてからどこに行くにも車で出かける
車の往来が少ない道を走っているので車同士の事故はないが、
塀や電柱、ガードレールにはしょっちゅうぶつけて車はボコボコになっている

一度義父の車を夫が廃車にしたことがあったが、
義父はすぐに新車を買ってきてしまった
免許証を取り上げても平気で運転してしまうし、
車のキーを隠したときは大騒ぎをして、根負けした義母がキーを渡してしまった
それ以来、夫や義母は「好きにさせておけ」と言う

いつかは大きな事故を起こすのではないか、
人を轢いてしまったらどうしようと心配で、
義父の運転をやめさせる良い方法はないかと1人でやきもきしている


認知症の人が運転することの危険性

認知症になると記憶力や判断力などの認知機能の低下が著しくなります
認知機能が低下するほど危険な運転行動をとる人が増えるという調査結果からも、
認知症の人の運転が危険であることは明白です

報道によれば、高速道路の逆走や信号無視による事故では、
認知症の人が運転していた例が多いようです
交通事故の被害者になるだけではなく、
人身事故の加害者になる可能性も高く、家族にとって心配は尽きません

認知症の人に運転を止めるようにと言っても、
本人に病気の自覚がなかったり能力の衰えに気付かなければ納得しないでしょう
また、車への執着があったり運転できることが
自信になっているなら簡単には受け入れられません

車がなければ日常生活に支障をきたすという事情もあるようです
しかし、そのようなことを踏まえても、認知症の人の運転は危険であり、
事故を起こしてからでは遅いので、なんらかの対策を考える必要があると思います

認知症の人の運転免許

改正道路交通法(平成14年)では、
認知症の人は免許の取り消しまたは停止の対象となりました
認知症と診断した時点で、本人や家族に車の運転をしないようにと説明する医師もいますが、
告知の問題もあってすべてのケースでというのは難しいようです

認知症を理由に運転免許を自主的に返納する件数も増えてきましたが、
まだまだ実数とはかけ離れており、
強制的に免許取り消し・停止処分の件数は年間数件にとどまっているそうです

70歳以上の人は運転免許証更新の際に、高齢者講習の受講が義務付けられていますが、
「認知機能」検査は制度化されておらず、
認知症とわからずに免許証が更新されるケースもあるということです

市町村によっては、「高齢者運転免許自主返納支援事業」として、
運転免許を返納した人に、バスや電車の一定額の乗車券を支給したり、
タクシー会社がタクシー料金を割引したり、商店が商品券を提供するなどの支援や、
免許証に代わる身分証明書として運転経歴証明書や
住民基本台帳カードの発行手数料を負担しているところがあります

警察庁では高齢者の認知機能を簡易に判定する検査制度を導入して、
「認知症の疑いがある者」には臨時適性検査と専門医の診断を受けさせるなどした上で、
「認知症である者」は免許取り消しまたは免許停止の行政処分の対象となるという方針を決めました


運転を止めてもらうための工夫

認知症の人の運転に関する介護者の悩みはさまざまです
運転免許に関する対策は進んでいますが、免許取り消し後に運転して事故を起こした場合、
自動車保険が使えないという深刻な問題が発生します
また、車の売買については家族で解決できるとは限らず、
成年後見制度を利用しなければならないこともあります

公共交通の不便な地域で高齢者の足をどう確保するかは
個人レベルでは解決できないので、地域での取り組みが必要でしょう







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