水分不足で認知症に

「このままだと若年性認知症になりますよ」

タレントの梅宮アンナ(44才)は、今年2月、医師にそう告げられ、

ショックのあまり言葉を失ったという。

7月に無事手術を終え、自宅療養をしている父・梅宮辰夫(78才)に十二指腸乳頭部がんが発覚する前のことだ。

「うちは“がん家系”ということもあるので、40才を過ぎてから、

年に1回は人間ドックを受けるようにしているんです。

でも今年の検診で先生から言われて“えっ?”って。

臓器や機能はほぼほぼ健康だけど、唯一、お水が足りてないって…」(アンナ)



若年性認知症とは、64才以下の人が発症する認知症のこと。

高齢者の認知症と比べれば圧倒的に数は少ないが、

若年性認知症によって職を失うきっかけになったり、

年齢が若いため利用できる福祉サービスが少ないなどの問題もある。


2009年の厚生労働省の発表では、

若年性認知症患者は約3万8000人おり、発症年齢は平均51才。

アンナの年齢は平均よりもずっと若く、衝撃は相当のものだっただろう。

それにしても、だ。水が不足すると認知症…? 一体どういうことなのか。



「実は体内の水分不足は、認知症と非常にかかわりが深いんです」と話すのは

『水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない』の著書もある国際医療福祉大学大学院教授の竹内孝仁さんだ。


竹内さんによれば、「老化とは体内の水分を失っていく過程」なのだという。

そもそも、人間の体の大半は水分でできている。

子供の水分量が約75%なのに対し、成人では約60%、

高齢者は約50%と、次第に減少していく。


「血液はもちろん、体の細胞全てに水分は含まれています。

中でも、体内で水分を最も蓄えているのは筋肉です。

筋肉の75%は水分なので、筋肉量が少ない高齢者は水分不足に陥りやすい」(竹内さん)


さらに、感覚の鈍化により、

喉が渇いてもそれを感じにくくなることで生じる

“摂取量の減少”や、腎機能の低下により

尿に含まれる水分の割合が増える“排出量の増加”が追い打ちをかける。

「そうして体内の水分のたった1%でも欠乏してしまうと、意識がぼんやりしてきて、

意識障害に陥ります。体重50kgの人なら、1%は250ml。500mlペットボトルのたった半分の量なんです」(竹内さん)

体の水分が1%減ると意識障害が起きる!


水分の欠乏が、一体、認知症とどのようなかかわりを持っているというのか。竹内さんは続ける。

「そもそも認知とは、“ここがどこで、なぜここにいるのか”ということを、

認識、理解、判断する総合的な精神の働きのことです。

今置かれている状況を理解する力を認知力といいます。

認知症になると、この認知力が下がってくる。

認知力の低下の原因に関係するのが、脳の覚醒水準、

つまり、意識がハッキリあるかどうかなのです」


認知症になる高齢者のほとんどが、意識がぼんやりしている状態だという。

例えば、夏の熱中症で考えてみてほしい。

熱中症でまず表れる症状は意識レベルの低下だ。

頭がぼーっとして、そのうち体がふらつき、倒れてしまう。

「体から水分が1%減ってしまうと、体全体の細胞を正常に機能させることができなくなるため、

意識が朦朧とし、熱中症になったような意識障害が起こるのです」(竹内さん)
 

体内の水分は、おしっこ、汗、排便などで、生きていれば毎日必ず体から出ていく。

出ていった分を補わなければ、欠乏状態になるのは当然のこと。

欠乏した状態・脱水が継続していけば、最初はちょっと頭がぼーっとするというところから始まり、

そのうち物忘れが続き、本格的に認知症が始まっていく。
 
飲んでいる水の量が多い人の方が物忘れが少ないことは、

今から8年前、竹内さんが鳥取県琴浦町の老人クラブの協力のもと行った

健康実態調査(65才以上で介護保険未申請の4827人対象)でも実証されている。

1日にコップ3杯しか水を飲まない人は、6杯以上飲む人よりも5%程度物忘れが多いことがわかったのだ。


「水の量と物忘れの度合いは完全にリンクします。

水を飲んで覚醒水準が上がると、物事を見聞きした時の印象が強く残るようになる。

頭がシャキッと起きるんですね。

すでに認知力が落ちていた人でも、体の細胞に水分が満たされてくれば、

覚醒水準は必ず上がってきます」(竹内さん)

徘徊や夜中に大声をあげたり暴れたりする認知症の症状は

完全に水分不足であり、しっかり水を飲めば、数日で劇的によくなると竹内さんは言う。

「若年性認知症も高齢者の認知症も原理は一緒。物忘れ防止のためにも、

40~50代から水を飲む習慣を身につけておいた方がいいんです」(竹内さん)

※女性セブン2016年11月17日号



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「糖質制限」で末期がん患者の8割が改善

「糖質制限」で末期がん患者の8割が改善


「糖質制限」で末期がん患者の8割が改善 衝撃の研究結果

多摩南部地域病院外科医の古川健司氏(医学博士)

「三大治療」と呼ばれる手術、抗がん剤、放射線によるがん治療は日進月歩だが、

「末期がん患者の8割が改善された」という衝撃の研究結果が発表された別の治療法がある。

意外なことにそれは、最新技術とは一切無縁の食事療法だった。


主食のご飯やパン、麺など炭水化物に多く含まれる

糖質の摂取量を減らす食事法「糖質制限」は、

糖尿病患者などに効果があることで知られるが、

がん患者への効果を示すエビデンスはこれまで存在しなかった。

そんな中、糖質の摂取量をゼロに近づける“究極の糖質制限”になると、

がん治療にも効果が見られたという臨床研究データが発表された。

大腸がんや乳がんなどステージIVの末期がん患者を対象に、

世界初の臨床研究を行なったのは多摩南部地域病院外科医の古川健司氏(医学博士)である。


古川氏が語る。

「がん細胞は炭水化物から合成されるブドウ糖を栄養源としています。

しかも正常細胞の3~8倍のブドウ糖が必要。

ならば、それを断つことでがんの進行を抑制できないかと考え、2015年1月に研究を開始しました。

19人の末期がん患者に抗がん剤などの既存の治療と、

糖質制限による食事療法を3か月続けたところ、予想以上の効果が出た。

がんの症状が消失した完全寛解が5人、がんが30%以上消失した部分奏効が2人、

進行を制御した例が8人、一方で病状が悪化した例は3人という結果でした。

完全寛解率28%、部分奏効や進行制御も含めた

病勢コントロール率(治療効果のあった患者割合)は実に83%に達しました」




患者の大半は三大治療では治る見込みが薄かった

末期患者であることを考えると、驚異的な数字といっていいだろう。

※週刊ポスト2016年12月2日号




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妻の遺族年金・年齢制限

遺族年金は平成19年(2007年)までは
妻の年齢が何歳であっても一生涯遺族年金が支払われてきました。


しかし、いまは年金の改正があり次のように変更になっております。

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平成19年4月 厚生年金保険法 法改正

タイで若い女性を嫁にした場合に
「妻の年齢が何歳であっても遺族年金が一生涯支払われる」

このように誤解されている言動が最近目立ちます。

そこで、2007年に改正された年齢制限についてまとめましたので

これを参考に、理解を深めて正しい知識を得てください。



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天国歩きと地獄歩き

健康.介護予防一口メモ

<天国歩きと地獄歩き>
   
タイで暮らしていると

足元が悪いので特に女性の方は捻挫をする人が多いようです。


段差や階段の上がり下りは一苦労の方が多いのではないでしょうか?


どちらの足を先に出したらいいのか戸惑い、

体のバランスを崩し、痛みがひどくなることがある。



そんな時に役立つのが

「天国歩きと地獄歩き」です。

まず段差や階段を上がる時。

上がる時は健康な足が先。

つまり「良いほう」だから「天国」。

そして悪い方の足を良い方の足と同じ階段に上げていく。

階段を上がる時はこれを繰り返す。

降りる時は逆になる。

「悪いほう」の足が先だから「地獄」。

そして良い方の足を悪い方の足と同じ階段に下ろす。

これは、悪い方の足の負担をできるだけ少なくするための方法。

「天国と地獄」のル-ルで一段ずつ足をそろえて上り下りするのがポイント。

もちろん、手すりにつかまることや誰かに支えてもらうといった介助があれば万全。 

捻挫や足のケガをして、まだ痛みが残っているときは、

段差や階段の前で「天国と地獄」と唱えて一呼吸---。

どちらの足を先に出すか確認すると、安全に楽に上り下りができますよ。

(情報提供:JICAシニアボランティア・チェンマイ大学作業療法学科・渡邊邦夫様)



手すりを使って階段での歩行方法



階段を上る場合
 
手すりを握って、健側(ケンソク:障害もしくは麻痺のない側)の足を上げます。
 
麻痺している側の足を上げて、両足が乗ったかを確認します。

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階段を下りる場合
 
手すりを握って、麻痺している側の足をまっすぐに下ろします。
 
健側の足を下ろします。両足がのったか確認します。


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エレベーターにおける注意点

エレベーターは、人間のタイミングで必ずしも動くものではありません。

扉が完全に開いていることを確認して、杖(ツエ)を扉の内側について、

麻痺(マヒ)症状がある側の足から乗るようにします。


特にエスカレーターは、

足を乗り入れるときの地面が動いていて、

タイミングを合わせなければ転倒してしまうことも多々ありますから、

危険ですのでできるだけ避けたほうがよいでしょう。




第4回シンポジュウムの開催御案内

第4回シンポジュウムの開催御案内

テーマ:あなたは準備していますか?
     「チェンマイで終活を考える」
 「暖かいこの地で最期まで」ロングステイヤーの夢をかなえるために


日時:2016年12月10日(土曜日)

場所:チェンマイオーキッドホテル(ちゃ~お誌地図E-2)

会費:100バーツ/人(コーヒー又は紅茶、ケーキ付)

お申し込み先 メールアドレス: scc.chiangmai@gmail.com

お名前、電話番号、メールアドレスをお願い致します。
   
お申し込み締め切り:定員に達し次第締め切ります(総数70名様)

「温暖で住みやすいこの北タイで、なるべく長く健康で、出来れば終末まで過ごしたい!」

というのが、私たちロングステイヤーの大多数の夢です。

そのためには、私達自らが、この地の環境に溶け込むための自助努力が必要です。

あなたに介護が必要になるのは、予期しないときに突然やってくるものであり、

あらかじめタイミングを予測することは困難です。

事が起こる前に問題を未然に防ぎ、お世話になっている家族、友人、タイ社会に、

出来る限り迷惑を掛けない様に努力することが大切です。


今回のシンポジュウムは、次の方をお迎えしました。

コーディネーターとして、日本の看護についての専門家である

「香川大学医学部看護学科教授の大西美智恵様」を

また、「日本・フィリピンボランティア協会副会長 廣瀬豊邦様」は、

「フィリピンにおける介護体制」についての講演を、二人の方を日本からお迎えします。


「在チェンマイ日本国総領事館 領事 峯尾直矢様」からは、

「チェンマイでの終活・おのおのが準備すべきこと」と題して、

北タイ在留者、特に高齢者が起こしている社会的問題点と、

それらを未然に防ぐ準備、対策等について講演を致します。

「チェンマイ定住者集いの会代表 乗鞍政義様」は、

「孤独死を避ける」のテーマで、

北タイ在留邦人の高齢化、孤立化、困窮者の問題を取り上げ、

特に社会的影響の大きい「孤独死」防止についての講演を致します。




過去に、チェンマイに住んでいたロングステイヤーの方たちが、

フィリピンへ移住した例もあります。

今回は、他国の介護体制の状況について知識を深めること、

そして北タイ在留者の高齢化が進む中で、孤独死等の社会的問題が起きない様に、

その準備を如何に進めたらよいか?

常日頃からの「心構え」と「準備」について

皆様と共に考える目的でシンポジュウムを計画致しましたので、

奮っての御参加を御願い致します。


眼科診断顛末記

一時帰国・眼科診断顛末記

近年、高齢化に伴って白内障の手術が増えている。

10月上旬、1年ぶりに山形の田舎に一時帰国した際、妻の白内障の手術をしてもらおうと考えた。

実は2年前、チェンマイで右目を手術している。

今度は左目。

電話予約は出来ないので日本在住の娘に下調べを依頼しておいたが、

「山形市内の病院はどこも混んでいるらしい」との情報。

一時帰国後、田舎の町医者ならば大丈夫かとS市の町医者に行ってみた。

此処は1年ほど前に弟の嫁が手術してもらった眼科医。

チェンマイの病院の診断書(英文)を持参したが、改めて診断を受けさせられた。

「手術は3月先になるとのこと。」

しかも、「手術後も事後観察のため頻繁に通院をしなければならなない」とのこと。

「レンズに対する拒否反応がありうる」という。

無論、そんなに長く滞在する気はない。

無駄な手数と費用をかけた。

それに、チェンマイの病院ならそれほど拒絶反応の心配はしない。

翌日、念のため山形市立病院に行ってみたが、やはり「診断を受けろ」と言う。

「手術をするとしたらいつになるかは医師でないと分からない」とのこと。

S市の町医者と同様、緊急の手術は無理と判断。帰国中の手術は諦めた。

近くチェンマイで手術する。緑内障の方も手当してもらい、費用は5~6万バーツとのこと。

投稿:チェンマイ在住Sさん


孤独死inチェンマイ

「日本が恋しい」 チェンマイで高齢者の孤独な死

 「日本に帰りたい。恋しい」タイ北部チェンマイ郊外。

日本人男性がこう言い残し、81歳の生涯をひっそりと終えた。

物価が安く、定年後の移住・滞在先として日本人に人気があるタイ。

一方で孤独に亡くなる高齢者も急増している。「日本を捨てた人たち」の最期を追った。
 

路上にごみが散乱し、放置された廃車が目につく貧困地区。

薄暗い一軒家に住んでいた日本人男性が亡くなったのは、2月のことだ。

癌だった。

日本で暮らす兄弟は遺骨の引き取りを拒否し、内縁のタイ人女性がチェンマイの川に散骨した。


この女性によると、男性は東京都で生まれ、タクシー運転手をしていた。

「物価が安い」と約20年前にタイに移り住んだが、言葉ができずに孤立。

部屋にこもり、テレビを見たり本を読んだりして過ごす毎日だった。

女性は「仕事をせずお金に困り、入院費も払えなくなった」と振り返る。
(ロングステイビザでは仕事などで収入を得ることは許されていません)

こうした事例は珍しくない。近くの団地に住む80代の日本人男性も同時期、闘病の末に息を引き取った。

近隣住民との交流はほとんどなかった。

タイ人の妻らが葬儀をすませ、日本にいる娘たちは参列を拒んだ。


街中をさまよい歩く認知症の患者。

身寄りがなく病院で死を待つだけの生活困窮者。

引き取り手がなく、病院に何ヶ月も安置された遺体。


在チェンマイ日本国総領事館には、

タイ当局から日本人高齢者に関する情報が連日寄せられる。


タイ北部は「第二の人生」を歩もうとする日本の年金生活者らに人気が高く、

在留届を出している高齢者は1,500人を超える。

「タイの人たちに迷惑を掛けたくないので、いずれ日本に帰る」(76歳男性)つもりで、異国生活を楽しむ人が多い。

一方、貯金を使い果たして帰国できなくなり、不法滞在となるケースも。

失業や借金、女性問題を抱え、日本に居場所がない人も多い。

タイは出入国管理が甘いとされ、複雑な事情を抱えた人が集まりやすい。

こうした高齢者は外部との交流を断つ傾向にあり、居場所や生活状況を把握するのは難しいのが実情だ。

チェンマイ総領事館によると、在留邦人の高齢化は年々進み、過去3年間は毎年20人が死亡。

今年は4月までに約15人が亡くなっている。

死後数日たって見つかる孤独死も目立ち、

日本の遺族に連絡しても「一切関わりたくない」と拒絶されるという。

タイだけでなく、フィリピンでも同様の事例が多いとされる。

総領事館の担当者は「日本の高齢化社会の縮図のようなことが起きている。

一昔前まで誰も想定していなかった事態だ」と懸念を口にした。

                         (チェンマイ共同=中檜理)(共同通信社)

おいしいご飯の炊き方inチェンマイ

◇おいしいご飯の炊き方◇

ちょっとひと工夫するだけで、おいしいご飯が!!
まず、研ぎ方のポイントです。

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
① 最初の研ぎ汁はすぐに捨てる(糠の混じった水を吸わせない)。

② 2度ほど研いだら、3・4回水を取り換えて優しく米を洗う。

③ 水とともに氷のキューブを入れ、ゆっくりかき混ぜて米を冷やし、

  残った氷は捨てる。多少氷が残ってもかまいません。

④ お米と水がよく冷えたことを確認して、水の量を調整する。
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━

あとは、いつもの通りスイッチを入れればOK。

此処でのポイントは、何と言っても「氷」を入れて冷やすこと。

研いだ米をザルに取り、冷蔵庫で一晩冷やしても同じ効果が得られます。

ご飯は60度前後で最もうま味成分が出ると言われています。

昔から言われている「はじめチョロチョロ中パッパ」は、まさに先人の知恵ですね。

チェンマイの水は温かいので、すぐに沸騰点に達してしまいます。

なので、冷たい水で炊いてあげれば、うま味成分が出るというわけです。

私は、「カオジャオ」(うるち米)に「カオニャオ」(餅米)を2・3割混ぜて使います。

ここでのポイントは、カオジャオもカオニャオも新米を使うこと。

買い置きせずに、良く売れている店でこまめに買うのもポイントです。

保存は、出来れば冷蔵庫で。

これだけの工夫で、高い日本米と比べても遜色ない美味しいご飯がいただけます。

ちなみに、蜂蜜を入れるとか、油を垂らすとか、良いと言われていることを

いろいろと試してみましたが、効果は見られませんでした。
            
チェンマイ介護研究会・生活支援分科会 

SCCニュース第3号より



居住者、非居住者の判定

◇居住者、非居住者の判定(複数の滞在地がある人の場合)◇
   
SCCニュース第2号で「日本の健康保険の海外療養費制度」について記載しました。

その中で、海外療養費制度が受けられる権利者として「日本国内に住所(住民票)のある方」となっています。

住所という問題がありますので、この「居住」について日本国法ではどの様に決められているでしょうか。

1.居住者と非居住者の定義
   
 所得税法では、居住者とは「国内に住所を有し、又は現在まで引き続いて1年以上居所を有する個人」を言います(法2条3号)。

 非居住者とは「居住者以外の個人」をいう(法2条5号)と規定しております。

 居住者か非居住者かは、「国内に住所又は現在まで

 引き続いて1年以上居所を有するかどうか」によって区分されることになります。

 国家公務員、地方公務員は、国内に住所を有しない期間についても、

 国内に住所を有するものとみなされて、所得税法の規定が適用されます。

 但し現に国外に居住し、かつ、その地に永住すると認められるものについては、

 この取り扱いは適用されないこととされています。

2.居住者と非居住者を区分する基準
  
 * 住所の意義
    
  所得税法には、住所に関する規定はなく、

  所得税基本通達2-1(住所の意義)に「法に規定する住所とは各人の生活の本拠をいい、
  生活の本拠であるかどうかは客観的事実によって判定する」との定めを置いています。

3.「住所-生活の本拠」を決定する基準
   
 過去の居住地裁判判定の場合は、

 国内に住所があった者が、国外にも生活の拠点を有することになった場合においても、

 なお国内に住所があると言えるかが問題となったことが多くあります。

 「住所」が各人の「生活の本拠」であるとして、

 それでは「生活の本拠」を決定する基準にはどのようなものがあるかについての判例では、

 「客観的な事実、即ち住居、職業、国内において生計を一にする配偶者その他の親族を有するか否か、
  資産の所在等に基づき判定するのが相当である」と判示し、

 「生活の本拠」の判定基準として、「住居」、「職業」、「生計を一にする配偶者その他の親族の所在」、
 「資産の所在」を揚げています。
  
 しかし、これ等の基準のうち、どの程度のものが国内又は国外にある場合に、

 国内又は国外に「生活の本拠」であるとするのか、

 また、これらの基準をすべて同じレベルで評価すべきか等明確でない点も多く、

 個別事案における住所の「生活の本拠」の判定には困難が伴います。

以上の客観的事実と
「居住者の言動等により外部から客観的に認識することができる
居住者の居住意思を総合して判断するのが相当」との判例もあります。

SCCニュース第3号より


日本と西欧諸国における介護の実態

日本と西欧諸国における介護の実態 

・デンマーク

高齢化対策のモデル国といわれている。

現在の高齢化率は15%を超えており、2035年にピークを迎えると予測されている。

特徴は、老人ホームをなくす方向での制度改革。在宅ケアを重視し、ケア付きの住宅を整備している。

住宅で満足できる生活を送ることを、国や市が保証している。

そのため、住宅が満足できないために退院が延期された場合、行政が病院に罰金を支払うという徹底ぶりである。


・スウェーデン

20%と高齢化が進んでいる。将来は日本と同様の高齢化が予測される。

福祉大国といわれているが、それは高齢化社会になる前のことであり、

今は医療費が増大し財源確保に問題がある。

若者の失業率が高く、税収が減少しているため福祉予算も削られている。

そのため定年を75歳に引き上げることを検討中である。

国が高齢者のサービスを積極的に提供しており、バリアフリー住宅の建設に取り組んでいる。

その住宅は医療や介護サービスへのアクセスがし易い立地を選んでいる。

多くの高齢者が在宅ケアを受けており、24時間対応の在宅介護サービスもある。

移民問題、EU全体の経済がどうなるか不透明など、問題を抱えている。


・イギリス

16%が高齢者で、2050年には23%になると予測されている。

福祉が充実している国として昔から知られていた。それを可能としていたのは税金が高額であるから。

それを福祉につぎ込むことによって、福祉のサービスを主に社会的な弱者が享受することができた。

しかし、高齢化が進んでしまうと財源がどうしても足りなくなるので、税金により費用を出す以外の方法が検討されている。 
    
公的年金の支給額の改革にも取り組み中である。

また、高齢者に元気に働いてもらう取り組みを実施しており、高齢者の就業率が高いのが特徴。

保険医療は充実しているが、財源不足である。

そのため福祉サービスの提供は経済力がない人を優先していて、平等なケアとはなっていない。
    
英国国民は自分の住宅を大切にする傾向があり、老朽化した家に住んでいるため、

転倒などの原因となっている。政府はバリアフリー化など住宅環境の改善に取り組んでいる。


・ドイツ
    
少子高齢化が進んでいる。

2030年は29%と日本並みになるといわれている。

高齢者の4%が介護を必要としている。

ボランティア活動に参加している高齢者が多いのも特徴。

1995年、社会保険制度を世界で初めて実現した国。

老齢基礎保障制度により最低限の生活は可能である。

しかし、少子高齢化により年金制度崩壊の危機にある。

このため公的年金支給年齢の引き上げを決定した。
    
ドイツには高所得者用の老人ホームから、低所得者向けの老人ホームまで揃っている。

ただし、保険給付額が少ないことから、自宅での介護を選択せざる負えない人が多い
    
在宅介護を受けている人は施設ケアを受けている人の2倍に近く、公的資金は現金で給付される。
    
介護士の7割が施設で働いていて、3割が在宅ケアの仕事をしている。

給料があまり高くなく、人気のある仕事ではない。
    
要介護度認定は4段階に分けられている。

0度は自分で生活をすることができるが、3度になると24時間の介護が必要。

基本的には重度の介護者の方を対象とした保険となっていて、軽度の方は保障を満足に受けられないという問題点がある。
    
基本的にドイツには子供が成人してから親と同居するという習慣がない。

そのため介護特別休暇を取得して親の介護をしている人がいる。

あるいは、介護士を雇って在宅ケアをする方法がある。

外国人介護士の場合は安価で雇うことができるので、利用している人が多い。

特に隣国のポーランドからの介護士がドイツで働いていることがよくある。
    
海外の施設を利用する場合であっても介護保険給付が適用されるので、負担は小さい。

そのため多くの老人がポーランドやスロバキアなどにある安い施設を利用している。


・フランス

1999年の65歳以上の割合は14%。高齢化の進行は極めて緩やかである。

高齢者介護政策が充実しており、特に、訪問介護に力を入れている。

在宅支援サービスは掃除、買い物、料理などの家事援助を行うものであり、

国や県による費用の給付がある。在宅介護サービスは、医療系介護士(国家資格)が

看護師の指導下で連携して実施するもので、清拭などの処置を行う。

費用は医療保険財源から支出される。

介護施設も国営・民営の老人ホーム、医療付き老人ホームなど多種ある。

要介護度、自立度、経済力に応じて選択されている。

在宅サービスを受けている人は60%、入居者は40%となっている。近年、在宅の割合が増える傾向にある。


・オーストラリア

世界第2位の長寿国。

高齢者の割合は2007年で13%。高齢者が高齢者をケアするボランティアが特徴。

介護保険はなく、すべて基礎税で賄われている。

将来も問題はないとみられている。


・アメリカ

介護に対する行政は遅れており、殆どが自宅での家族による介護。

配偶者や娘がかかりきりになっている。

高齢者医療制度は、あくまでも病気を治すことに重点が置かれ、治療後の介護やリハビリの保障はない。

そのため、民間保険非加入者にとっては大きな問題である。

老人ホーム、ナーシングホームはすべて民間の経営する施設で、金持ちしか利用できない。


・日本

高齢化が世界で最も進んでいて、今や1/4が高齢者。

2000年に介護保険を導入した。医療制度は充実しているが、医療費の財源確保に問題があり、

後期高齢者(75歳以上)の医療費の10%負担を実施したが、効果はあがっていない。

少子化対策として、育児環境の整備に取り組んでいる。 

在宅介護は家族の負担が非常に大きく、そのため、本人から施設を希望する例が多い。

西欧諸国では自宅介護を重視し、その環境整備に重点が置かれる傾向がみられるが、

我が国の介護現場は主に老人ホームである。

老人ホームでは介護士がサービスを行っている。入居するか、自宅から通うかどちらでも可能。

看護師が居るケースが多い。自宅に出向いての身体介護や生活援助、デイサービスを受けることもできる。

医師、看護師、介護士が、特に都市部で不足しており、国は医療従事者を増やす取り組みをしている。

介護の現場は重労働であり、労働環境の整備が必要。3K職場という偏見もあるため人手不足になりやすい。

高齢者の地方への移動も検討されている。

             
参考資料;sekai-kaigo.com日本と世界の介護、ほか