松方弘樹さんの命を奪った「脳リンパ腫」

2017年1月21日

俳優の松方弘樹さんが脳リンパ腫で死去した。

74歳だった。

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私たちの世代にとっては、時代劇の重厚な演技とともに、

「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」でみせたひょうきんな表情が記憶に残っている。

ご冥福をお祈りする。

報道によれば、昨年(2016年)脳リンパ腫と診断され、闘病に専念していた。

だが、昨年5月ごろからは意識がはっきりしなくなり、最後には体重が40キロまで減っていたという。


脳リンパ腫とは?

300キロを超える巨大マグロを釣り上げるほど豪快な人をやせ衰えさせ、

死に至らしめた「脳リンパ腫」。…この病名を聞き慣れない人も多いと思う。


私たち病理医が「脳リンパ腫」と聞いて思い浮かべるのは、

「中枢神経系原発悪性リンパ腫」だ。そのほとんどが、

「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」である。


悪性リンパ腫はリンパ系組織の悪性腫瘍で、

リンパ節などに発生することが多いが、脳を中心とする中枢神経に発生し、

他の組織には影響を与えないものを「中枢神経系原発悪性リンパ腫」と定義している。

発生頻度は脳腫瘍の2~4%、悪性リンパ腫の1%未満とされる。

発生年齢は45歳から80歳で60代が多い。

治療しなければ数カ月で亡くなる。


中枢神経に発生するので、ぼんやりしている、

おかしなことを言うなどの精神症状が生じる。

また、悪性リンパ腫の細胞が脳のなかで増えることにより、

脳が圧迫され、頭痛を感じたり、気持ちが悪くなり吐いてしまうなどの症状が出る。

痙攣も生じることがあり、目が見えにくくなるといった目の症状が出ることもある。



治療法は抗がん剤投与(化学療法)と放射線療法だ。

悪性リンパ腫は抗がん剤が比較的効きやすい種類のものが多く、

悪性リンパ腫に関しては「がんと闘うな」という医師はいない。

しかし、脳リンパ腫に特有な問題点がある。


脳には「血液脳関門」と呼ばれる、

脳外から入り込む物質を選り分ける部分があり、抗がん剤が脳の中に入りにくいのだ。

だから通常の抗がん剤が効かず、

脳以外に発生した悪性リンパ腫とは異なった抗がん剤を使うか、

放射線を脳にあてるといった治療法を選択することになる。




脳リンパ腫の中で最も多い

「中枢神経系原発びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」の治療は、

メトトレキサートと呼ばれる薬を大量に使うことが中心だ。

メトトレキサートは血液脳関門を通過するが、

それでもわずかにしか通過しないので、大量に用いることが不可欠だ。



近年治療法が進歩し、5年以上生存する率も高まってきたが、

治療により脳がダメージを受けてしまうことが問題となっている。


日経グッデイより


つつしんでご冥福をお祈り申し上げます
                      合掌





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「片足立ち」1分で50分のウォーキングと同じ

「場所も時間も取らない」のが

嬉しい「片足立ち健康法」

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地面から5~10センチメートル程度、右足をあげ、1分間片足立ちをします。

このとき呼吸を止めないようにするのがポイント。

左右交互に行う





片足立ちは両足立ちに比べて、2.75倍の負荷がかかります。

テーブルなどに手をついても、OKです。

無理をしないのが最善の方法です。

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片足立ちダイエットは、

たった1分で50分のウォーキングと同じだけの効果があるといわれています。

道具も場所もいらず、誰でも簡単に取り組めるのが特徴。

なぜ片足立ちが良いのか?

上半身と下半身のかなめである骨盤は、

日常生活では刺激を加えられることが少ないため、かたく緊張した状態になりがちです。

股関節を開くと骨盤の緊張が緩むので、

骨盤の中だけでなく、全身の血液の流れがよくなります。

すると腸の動きが良くなるので、

体内に溜まっていた便や老廃物がどんどん排出されるのです。

(出典 http://www.kenko.or.jp/topics/0079/36_02.html)

血流がよくなれば脂肪が燃えやすくなり、

余分なものが排泄されることで代謝アップ、やせることにつながります。

片足立ち健康法は

自然に姿勢が良くなるため、

背骨の中を通る自律神経の働きも整えられます。

その結果、胃や肝臓などの内臓の働きが良くなり、

食欲が抑えられるようになり、

大食いをしなくてすむようになるとのことです。





NHK血糖値スパイクが危ない

血糖値スパイクとは

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上がりすぎも下がりすぎも困りもの、血糖値と健康の気になる関係

食事を取ってからしばらく後に、集中力が低下したり、

急に強い眠気や空腹を感じたりすることありませんか?

もしかしたらそれは“血糖値スパイク”かもしれません。

食後に血糖値が急に上がることが続くと、日常的に不調を感じるだけでなく

近い将来の糖尿病、動脈硬化につながりやすいのです。

適切な血糖コントロールで血糖値スパイクを防ぎましょう!


NHKスペシャルから


血糖値スパイクとはなに?

「脳のエネルギーになるのはブドウ糖だけ」という話を聞いたことがあるかもしれません。

ブドウ糖はこの言葉のとおり、身体を動かす大切な栄養です。

このブドウ糖が血液の中に入ると“血糖”になりますが、

血糖が急上昇する“血糖値スパイク”を引き起こすと、健康上の大きな問題の原因になってしまいます。



「血糖値」ってなに?

血糖値とは血液に含まれるブドウ糖の量の数値です。

食事をして、炭水化物(白米、パン、ジャガイモなど)や

糖(砂糖、水飴、はちみつなど)が消化吸収されると、

ブドウ糖となって血液に入り、“血糖”となります。

血糖は脳や筋肉など身体が活動するためのエネルギーとして使われます。

また、血糖が増えると、すい臓から“インスリン”と呼ばれるホルモンが分泌され、

その働きでブドウ糖は“グリコーゲン”という、すぐに使えるエネルギーとして一時的にたくわえられます。

つまり、食べ物はいったん血液中のブドウ糖のかたちにならないとエネルギーとして利用できないのです。

血糖値は上下するサイクルを繰り返す

このようにブドウ糖は、食事をとって

血液の中に増える⇒インスリンの働きで減る

のサイクルを繰り返し、適度な値を保つようにコントロールされています。

ですが、血糖が増えすぎると、身体に大きな問題を引き起こします。

代表的なものは、ご存知のとおり“糖尿病(2型糖尿病)”。

インスリンによって血糖を調整する働きが弱まってしまう病気です。

多すぎる血糖が血管を傷つけることで、動脈硬化や腎臓の障害、

視神経の障害による視力低下、神経障害など全身に合併症を起こしてしまいます。

血糖値をコントロールするための「第3の数値」

従来、糖尿病を診断し、治療、コントロールするためには

食事前の血糖値を測ることが大切だとされてきました。

健康診断で朝食をとらずに空腹時血糖値を測るのはこのためです。

空腹時血糖値は60~109mg/dL(ミリグラム・パー・デシリットル)の範囲におさまると正常とされています。

また、“HbA1c(ヘモグロビンA1c)”という過去2ヶ月間の

血糖コントロールの状態を示す値も大切とされています。

糖尿病を予防、治療するために空腹時血糖や

HbA1cの値が大切であることはもちろんですが、

この2つだけでなく、近年では第3の数値ともいえる、

食事の後の血糖値を測定、管理することが重要であることがわかってきました。

基準を超えて急上昇する「血糖値スパイク」

空腹時血糖の正常値の上限が109mg/DLと紹介しました。

食事をとると、血糖が増えて一時的にこの値よりも血糖値は高くなります。

ですが、血糖をコントロールする機能が正常であれば、

上がるとはいっても140mg/DLを超えることはほとんどありません。

また、食事から2~3時間たつと正常値の範囲内に戻ります。

“血糖値スパイク”とは、

この食事の後の血糖値が140mg/DLを超えて急に上がることをいいます。

医療機関では、検査や診察の際に“食後高血糖”という言葉が一般的に使われています。

糖尿病にも、血管の健康にも悪影響

血糖値スパイクは、空腹時血糖値が正常の範囲内、

または高めのボーダーライン程度の人にも起きることがあります。

日本人では、2型糖尿病を発病する前や、発病してから間もない人に多いとされています。

つまりは糖尿病の始まり、また糖尿病予備群を洗い出す、ひとつの目安になっているわけなのです。

また、糖尿病になる前から血糖値スパイクそのものが身体に悪影響を及ぼすことがわかってきています。

糖尿病に関する国際団体、国際糖尿病連合(IDF)の

『食後血糖値の管理に関するガイドライン』によると、

「食後および負荷後高血糖は大血管疾患の独立した危険因子である」としています。

これは、血糖値スパイクがたびたび起きることで、

動脈硬化が早いうちから進み、心筋梗塞などの

重大な病気を引き起こすリスクが高まるということなのです。


そのほか、食後高血糖と関連する病気として、

網膜症やがんなどの重大な病気があります。

高齢の2型糖尿病患者の場合、食後高血糖が続くと認知機能に悪影響を及ぼすとされています。

血糖値スパイクで仕事の能率も悪化!?

将来の重大な病気に加え、血糖値スパイクは

日常生活にも困った影響を与えることがあります。

血糖値が急に上がると、その後に今度は急激に血糖値が下がることがあります。

このときの低血糖に伴う症状として、強い空腹感、頭痛やイライラ感、

集中力・判断力の低下などを引き起こすことがあるのです。

血糖値スパイクは、食事のスピードが速い人に起きやすいともいわれています。

働く人で、十分な昼食の時間がなく、炭水化物の多い食事を急いで食べ、

結果として血糖値スパイクからくる低血糖で集中できずイライラ…。

原因がわからないこんな体調不良で悩まされる人も、少なくないようです。




血糖値スパイクの予防・改善方法

GI値、気にしてますか?

血糖値スパイクのような血糖値の急上昇を防ぐには、

適切な生活習慣が大切だといわれています。

まず大切なのが食べ物。

ジャガイモ、精白米のご飯、白パンなどは、GI(グリセミック・インデックス)値という

血糖上昇効果が高い食品に数えられています。

こうした食品を食べる量を抑えてみましょう。

反対に、豆類や玄米、全粒粉のパンなどは血糖値の上がりにくい

低GI食品とされていますから、積極的に取り入れましょう。


食物繊維をしっかり食べましょう

食物繊維には、血糖値の上昇をゆるやかにし、

急激な変動を抑える効果があるとされています。

効果を出すためには、食事のはじめに食物繊維が豊富な野菜を食べることが大切。

日本人を対象にした調査でも、食事のはじめに5分ほどかけて野菜を食べることで、

糖尿病患者もそうでない人も血糖値の変動がゆるやかになる結果が出ています。

早食いはNGです
早食いは急な血糖値上昇につながります。

できるだけ時間をかけて食事をとりましょう。

ゆっくりよく噛んで食事をすると、血糖値の急上昇が抑えられるだけでなく、

苦しくなるほどお腹いっぱい食べることも防げるので、体の負担も軽減できます。


運動で血糖を使ってしまおう

食事の後に運動をすると、

血液の中のブドウ糖を筋肉のエネルギーとして使うので、

血糖値を下げることができます。

食後30分~2時間ほどの間に軽い運動をすることで、

血糖値スパイクを防ぐことができるのです。

あまり激しい運動を食事の後にするのは苦しいですし、

血糖値をスパイクになりにくい身体を作るには持続的な運動が大切ですから、

ウォーキングなど軽く息がはずむ程度の続けやすい運動にとどめましょう。



水分不足で認知症に

「このままだと若年性認知症になりますよ」

タレントの梅宮アンナ(44才)は、今年2月、医師にそう告げられ、

ショックのあまり言葉を失ったという。

7月に無事手術を終え、自宅療養をしている父・梅宮辰夫(78才)に十二指腸乳頭部がんが発覚する前のことだ。

「うちは“がん家系”ということもあるので、40才を過ぎてから、

年に1回は人間ドックを受けるようにしているんです。

でも今年の検診で先生から言われて“えっ?”って。

臓器や機能はほぼほぼ健康だけど、唯一、お水が足りてないって…」(アンナ)



若年性認知症とは、64才以下の人が発症する認知症のこと。

高齢者の認知症と比べれば圧倒的に数は少ないが、

若年性認知症によって職を失うきっかけになったり、

年齢が若いため利用できる福祉サービスが少ないなどの問題もある。


2009年の厚生労働省の発表では、

若年性認知症患者は約3万8000人おり、発症年齢は平均51才。

アンナの年齢は平均よりもずっと若く、衝撃は相当のものだっただろう。

それにしても、だ。水が不足すると認知症…? 一体どういうことなのか。



「実は体内の水分不足は、認知症と非常にかかわりが深いんです」と話すのは

『水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない』の著書もある国際医療福祉大学大学院教授の竹内孝仁さんだ。


竹内さんによれば、「老化とは体内の水分を失っていく過程」なのだという。

そもそも、人間の体の大半は水分でできている。

子供の水分量が約75%なのに対し、成人では約60%、

高齢者は約50%と、次第に減少していく。


「血液はもちろん、体の細胞全てに水分は含まれています。

中でも、体内で水分を最も蓄えているのは筋肉です。

筋肉の75%は水分なので、筋肉量が少ない高齢者は水分不足に陥りやすい」(竹内さん)


さらに、感覚の鈍化により、

喉が渇いてもそれを感じにくくなることで生じる

“摂取量の減少”や、腎機能の低下により

尿に含まれる水分の割合が増える“排出量の増加”が追い打ちをかける。

「そうして体内の水分のたった1%でも欠乏してしまうと、意識がぼんやりしてきて、

意識障害に陥ります。体重50kgの人なら、1%は250ml。500mlペットボトルのたった半分の量なんです」(竹内さん)

体の水分が1%減ると意識障害が起きる!


水分の欠乏が、一体、認知症とどのようなかかわりを持っているというのか。竹内さんは続ける。

「そもそも認知とは、“ここがどこで、なぜここにいるのか”ということを、

認識、理解、判断する総合的な精神の働きのことです。

今置かれている状況を理解する力を認知力といいます。

認知症になると、この認知力が下がってくる。

認知力の低下の原因に関係するのが、脳の覚醒水準、

つまり、意識がハッキリあるかどうかなのです」


認知症になる高齢者のほとんどが、意識がぼんやりしている状態だという。

例えば、夏の熱中症で考えてみてほしい。

熱中症でまず表れる症状は意識レベルの低下だ。

頭がぼーっとして、そのうち体がふらつき、倒れてしまう。

「体から水分が1%減ってしまうと、体全体の細胞を正常に機能させることができなくなるため、

意識が朦朧とし、熱中症になったような意識障害が起こるのです」(竹内さん)
 

体内の水分は、おしっこ、汗、排便などで、生きていれば毎日必ず体から出ていく。

出ていった分を補わなければ、欠乏状態になるのは当然のこと。

欠乏した状態・脱水が継続していけば、最初はちょっと頭がぼーっとするというところから始まり、

そのうち物忘れが続き、本格的に認知症が始まっていく。
 
飲んでいる水の量が多い人の方が物忘れが少ないことは、

今から8年前、竹内さんが鳥取県琴浦町の老人クラブの協力のもと行った

健康実態調査(65才以上で介護保険未申請の4827人対象)でも実証されている。

1日にコップ3杯しか水を飲まない人は、6杯以上飲む人よりも5%程度物忘れが多いことがわかったのだ。


「水の量と物忘れの度合いは完全にリンクします。

水を飲んで覚醒水準が上がると、物事を見聞きした時の印象が強く残るようになる。

頭がシャキッと起きるんですね。

すでに認知力が落ちていた人でも、体の細胞に水分が満たされてくれば、

覚醒水準は必ず上がってきます」(竹内さん)

徘徊や夜中に大声をあげたり暴れたりする認知症の症状は

完全に水分不足であり、しっかり水を飲めば、数日で劇的によくなると竹内さんは言う。

「若年性認知症も高齢者の認知症も原理は一緒。物忘れ防止のためにも、

40~50代から水を飲む習慣を身につけておいた方がいいんです」(竹内さん)

※女性セブン2016年11月17日号



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「糖質制限」で末期がん患者の8割が改善

「糖質制限」で末期がん患者の8割が改善


「糖質制限」で末期がん患者の8割が改善 衝撃の研究結果

多摩南部地域病院外科医の古川健司氏(医学博士)

「三大治療」と呼ばれる手術、抗がん剤、放射線によるがん治療は日進月歩だが、

「末期がん患者の8割が改善された」という衝撃の研究結果が発表された別の治療法がある。

意外なことにそれは、最新技術とは一切無縁の食事療法だった。


主食のご飯やパン、麺など炭水化物に多く含まれる

糖質の摂取量を減らす食事法「糖質制限」は、

糖尿病患者などに効果があることで知られるが、

がん患者への効果を示すエビデンスはこれまで存在しなかった。

そんな中、糖質の摂取量をゼロに近づける“究極の糖質制限”になると、

がん治療にも効果が見られたという臨床研究データが発表された。

大腸がんや乳がんなどステージIVの末期がん患者を対象に、

世界初の臨床研究を行なったのは多摩南部地域病院外科医の古川健司氏(医学博士)である。


古川氏が語る。

「がん細胞は炭水化物から合成されるブドウ糖を栄養源としています。

しかも正常細胞の3~8倍のブドウ糖が必要。

ならば、それを断つことでがんの進行を抑制できないかと考え、2015年1月に研究を開始しました。

19人の末期がん患者に抗がん剤などの既存の治療と、

糖質制限による食事療法を3か月続けたところ、予想以上の効果が出た。

がんの症状が消失した完全寛解が5人、がんが30%以上消失した部分奏効が2人、

進行を制御した例が8人、一方で病状が悪化した例は3人という結果でした。

完全寛解率28%、部分奏効や進行制御も含めた

病勢コントロール率(治療効果のあった患者割合)は実に83%に達しました」




患者の大半は三大治療では治る見込みが薄かった

末期患者であることを考えると、驚異的な数字といっていいだろう。

※週刊ポスト2016年12月2日号




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天国歩きと地獄歩き

健康.介護予防一口メモ

<天国歩きと地獄歩き>
   
タイで暮らしていると

足元が悪いので特に女性の方は捻挫をする人が多いようです。


段差や階段の上がり下りは一苦労の方が多いのではないでしょうか?


どちらの足を先に出したらいいのか戸惑い、

体のバランスを崩し、痛みがひどくなることがある。



そんな時に役立つのが

「天国歩きと地獄歩き」です。

まず段差や階段を上がる時。

上がる時は健康な足が先。

つまり「良いほう」だから「天国」。

そして悪い方の足を良い方の足と同じ階段に上げていく。

階段を上がる時はこれを繰り返す。

降りる時は逆になる。

「悪いほう」の足が先だから「地獄」。

そして良い方の足を悪い方の足と同じ階段に下ろす。

これは、悪い方の足の負担をできるだけ少なくするための方法。

「天国と地獄」のル-ルで一段ずつ足をそろえて上り下りするのがポイント。

もちろん、手すりにつかまることや誰かに支えてもらうといった介助があれば万全。 

捻挫や足のケガをして、まだ痛みが残っているときは、

段差や階段の前で「天国と地獄」と唱えて一呼吸---。

どちらの足を先に出すか確認すると、安全に楽に上り下りができますよ。

(情報提供:JICAシニアボランティア・チェンマイ大学作業療法学科・渡邊邦夫様)



手すりを使って階段での歩行方法



階段を上る場合
 
手すりを握って、健側(ケンソク:障害もしくは麻痺のない側)の足を上げます。
 
麻痺している側の足を上げて、両足が乗ったかを確認します。

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階段を下りる場合
 
手すりを握って、麻痺している側の足をまっすぐに下ろします。
 
健側の足を下ろします。両足がのったか確認します。


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エレベーターにおける注意点

エレベーターは、人間のタイミングで必ずしも動くものではありません。

扉が完全に開いていることを確認して、杖(ツエ)を扉の内側について、

麻痺(マヒ)症状がある側の足から乗るようにします。


特にエスカレーターは、

足を乗り入れるときの地面が動いていて、

タイミングを合わせなければ転倒してしまうことも多々ありますから、

危険ですのでできるだけ避けたほうがよいでしょう。




もしも犬にかまれたら 怖い!狂犬病

<動物に噛まれたら>

 「散歩をしていて犬に噛まれた」と言う話をきくことがあります。

犬や猫の口内には多くの黴菌が生息しています。
噛まれたり引っ掻かれたりすると、破傷風、狂犬病、猫引っ掻き病、パスツレラ病などの
病気の危険性があります。すぐに石鹸を使って患部を洗い、急いで病院へ行きましょう。

<怖い狂犬病>

こうした病気の中でも、怖いのが狂犬病です。

狂犬病は、発症したらほぼ100%死に至ります。

タイを含むアジアでの発症例が多く報告されていて、
WHOの報告によれば毎年、5万人以上が死亡しています。

犬に多いため「狂犬病」と呼ばれていますが、
犬だけでなく猫、リス、アライグマ、ヤギ、豚など、すべての哺乳類に保菌の可能性があります。

症状は2週間程度で現れるのが普通です。
ウイルスが脳神経組織に到達した段階で発病しますので、
足など患部が頭部から遠いほど、発症するまで時間がかかります。

まず、風邪に似た症状が現れます。

次いで不安感、恐水症(水を嚥下する時に痛みを感じるので、水を見るだけで怖くなる)が現れます。
こうなると、助かる見込みはありません。

<狂犬病ワクチン>

日本はイギリスなどとともに狂犬病清浄地域です。
生後91日以上の犬は1年に1回予防ワクチンの注射を受けることが義務付けられています。

従って、日本国内での危険性は少ないと言えますが、野生化したペットなどが狂犬病に
かかっている可能性も否定できないことなどから、日本国内でも安心はできないと指摘する専門家もいます。
  
日本では、病院でもワクチンを常備していないのが普通です。そのため、
海外旅行中に動物に噛まれた人が帰国し、なかなかワクチンの接種をしてもら
えなくて困ったという例もあります。

タイでも日本同様、犬に予防注射をする義務がありますが、
実際は予防注射をしていない飼い犬が数多くいます。

野良犬に至っては、ほとんどしていません。
また、猫など他の動物には予防注射の義務さえありません。

2001年の調査によれば、タイ国の犬猫の33%が陽性と言いますから、
非常に危険な環境といえます。

タイでは、どこの病院でも狂犬病ワクチンを持っています。
噛まれたり、引っ掻かれたりしたら、感染を疑わなければなりません。

こうした感染の機会があった場合、すぐにワクチンを注射しなければなりません。
菌は、傷口からゆっくりと、しかし確実に脳に向かいます。

脳に到達する前にワクチンで食い止めなければなりません。
  
ワクチンの接種は、当日、3、7、14、28日目の合計5回必要です。

犬や猫を飼っている人は、予め予防注射をしておいた方が無難でしょう。
その場合は当日、3日目の、2回の接種で済みます。

SCCニュース第1号より






乳癌の5つのタイプとその治療法

知らなかった!では、すまされない

女性の病気1位に挙げられるほど乳癌になる女性は多いのです。

乳癌は知らず知らずの内に侵されている可能性もあります。

乳癌とは、どんな病気なのか?

「乳癌の仕組み」から、「乳癌の5つのタイプ」について説明し、

そして現在医療現場で行われている「治療方法」について詳しく解説したいと思います。





ここでの説明は、

現在医療現場で行われている「治療方法」です。

食事法や温熱療法などの

民間療法については説明していません。


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「がん」とは

初歩の知識

がんは、現在の日本人の2人に1人は
何らかのがんにかかると言われるほど、身近な病気です。

がんは、禁煙や食生活の見直し、運動不足の解消などで予防することができる病気ですが、
完全にならないようにすることはできません。

そして「がん」は、遺伝子が傷つくことで起こる病気ですので、

人から人に感染することはありません。


がん細胞

どんな人でも細胞が分裂したり、分化したり、

増殖したりする遺伝子を持っています。

遺伝子はたんぱく質の組み合わせでできていて、

がんの増殖を促す遺伝子があれば、がんの増殖を抑える遺伝子もあります。

また、がん遺伝子が存在しても、すぐにがんを発病する訳ではありません。

がん遺伝子が傷つくと、細胞をがん化させてしまいますが、

免疫の働きが十分に発揮できれば、がん細胞を死滅させ、

本格的ながんに発展することを防ぐこともできるのです。

それでも、がんの増殖を促進する遺伝子と、

がんの増殖を抑制する遺伝子の

バランスが崩れてしまった時には、がんが発症します。

がんが発症してしまうと、どんどん増殖を続け、

周囲の正常な組織に侵入し、正常な細胞を追い払っていきます。

がん細胞は他の正常な組織に必要な栄養を奪うため、

がんの進行とともに身体も衰弱してしまうのです。


乳癌とは

乳房には「脂肪」と「乳腺」があり、乳癌とは乳腺にできる悪性腫瘍のことです。

脂肪から乳癌はできません。

乳腺は「乳管」「小葉」から成り立っており、

乳頭から15~20の乳管が伸びています。

乳管の先には人の手に似た小葉と言われるものが続いています。

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乳癌は乳腺組織から発生しますが、

その約9割は乳管より発生する「乳管癌」であり、

残りの1割が小葉から発生する「小葉癌」です。

発生部位によって乳癌の名称が異なるのです。


乳癌の2つの種類


また、乳癌のしこりが硬く、周辺組織との境が分かりやすい「非浸潤癌」と、

境が分かりにくい「浸潤癌」に分けられます。

「非浸潤癌」は他に転移しないため、

マンモグラフィーで早期発見が行われれば

完全に切除ができ、完治も可能です。

これは乳癌全体の5~10%を占めます。

それに対して「浸潤癌」はリンパ節(わき、肋骨付近)などに転移する癌です。

乳房以外の臓器にがん細胞が運ばれ、そこで新しい癌を作ってしまうのです。

転移してしまうと完全に切除することは難しくなるので、

転移する前の発見が重要になります。

増殖能力に違いがある!乳癌の5つのタイプ

乳癌は、増殖能力が高いかどうか、ホルモン受容体やHER2が陽性か陰性かによって、5つのタイプに分けられています。

乳癌の初期治療ではこのタイプに応じて、適切な治療を実施しているのです。

乳癌の5つのタイプとその詳細

ルミナルAタイプ
ルミナルBタイプ・HER2陰性
ルミナルBタイプ・HER2陽性
HER2陽性
トリプルネガティブ


ここで言う「ルミナル」とはホルモン受容体陽性タイプのことです。

受容体には、特定のホルモンにカチッとあてはまる役割があります。

例えばAというホルモンにはAという受容体があります。

BホルモンをAホルモンの受容体で対応することはできません。

また、HER2(ハーツー)とは、近年の研究によって明らかになったタンパク質のことです。

ルミナルAタイプ

これは乳癌全体の60~70%を占める最もポピュラーなタイプです。

ルミナルAタイプは増殖能力が低く、HER2は陰性でホルモン受容体陽性の乳癌です。

ルミナルBタイプ・HER2陰性

ルミナルBタイプ・HER2陰性は、ルミナルAタイプと同じように

ホルモン受容体は陽性でHER2陰性となっています。

けれど、ルミナルAタイプと比べると増殖能力が高いのが特徴です。

ルミナルBタイプ・HER2陽性

ルミナルBタイプ・HER2陽性は、

ルミナルAタイプやルミナルBタイプHER2陰性とは違い、

ホルモン受容体もHER2も両方とも陽性となっています。

特徴としては増殖能力が高く、HER2も陽性というところですね。

HER2陽性

ホルモン受容体のルミナルが存在しないので、

ホルモンは無関係となります。

HER2のみが陽性のタイプです。乳癌患者の約10%を占めます。

トリプルネガティブ

ホルモン受容体のルミナルとHER2ともに存在しないタイプです。

最新!これが乳癌の治療法

それでは乳癌になってしまったらどのように治療が行われるのか見ていきましょう。

乳がん治療

まず、乳癌の治療には次の3つの方法があります。

手術療法
放射線療法
薬物療法


手術と放射線諜報は、乳房内にあるがん細胞に対して行われる

「局所療法」となり、

薬物療法は乳房以外の組織や臓器にも存在する可能性のある

がん細胞に対しても行われるので「全身療法」となります。

乳がん治療は、進行度合い、がんの種類、がんのタイプ、がんの大きさ、リンパ節転移の状況から、

上記の治療法を組み合わせて行います。

手術療法とは

乳がんの手術方法は、「乳房」「胸筋」「リンパ節」それぞれを

「どの程度切除するか?」「温存(残す)するのか?」で異なってきます。

手術方法や切除する範囲は、乳房内でのがんの広がりによって決められます。

通常、乳がんの切除と同時に、

わきの下のリンパ節を含むわきの下の脂肪組織も切除します。

これを「腋窩(えきか)リンパ節郭清(かくせい)」と呼びます。



放射線療法とは

放射線療法について女性の健康・医療情報.netから引用して紹介します。

放射線にはがん細胞を死滅させる効果があります。

放射線治療は放射線照射を行った部分にだけ効果を発揮する局所療法です。

乳がんでは外科手術でがんを切除した後に乳房やその領域の再発を予防する目的で行う場合

(これを「術後放射線療法」といいます)と、

骨の痛みなど転移した病巣による症状を緩和するために行う場合があります。

つまり、放射線療法は手術を行った後に再発防止として行う場合と、

転移した病巣による症状緩和のために行うのです。

ただし、放射線治療は正常な組織にも放射線がかかってしまうため、副作用が起こります。

薬物療法とは

「薬物療法」には「化学療法」「ホルモン療法」「分子標的療法」があり、

先ほどの乳癌の5つのタイプに応じて使われます。

化学療法
ホルモン療法
分子標的療法
薬物療法の一つ、「化学療法」


「化学療法」は一般的に言う「抗がん剤治療」のことです。

癌細胞に直接働きかけることで、癌を死滅させることを狙いとしています。

癌細胞はいくつかの段階を経て分裂・増殖するため、

それぞれの分裂段階に応じて増殖を抑止する抗がん剤を使用します。

しかし、抗がん剤は癌細胞だけに働きかけるのではなく

正常な細胞にまでその影響を及ぼすことがあるため、

髪の毛が抜けるなどの副作用が出てしまうことがあります。

薬物療法の一つ、「ホルモン療法」

「ホルモン療法」は女性ホルモンの1つであるエストロゲンを抑える役割があります。

というのも、乳癌細胞はエストロゲンをエサに増殖するからです。

そのためホルモン療法によって、

体内でエストロゲンが作られるのを抑止したり、

エストロゲンと癌細胞が結びつくのを抑えたりするのです。

薬物療法の一つ、「分子標的療法」

「分子標的療法」とは、HER2タンパク質に直接働きかける作用があります。

エストロゲンという女性ホルモンではなく、

HER2タンパク質が増殖することで転移のスピードが速まるという研究結果があります。

そのためHER2タンパク質を抑制する抗HER2薬が開発されました。

乳癌に大切なのは薬物療法!それぞれのタイプ別治療法

乳房やその周囲の再発を防ぐためには、

手術で取り除いたり、放射線療法で治療することがポイントになります。

けれど、転移を防ぐためには薬物療法が大切です。

乳がんのタイプ別治療法を紹介。

ルミナルBタイプ・HER2陰性の治療法

ルミナルAタイプと同様にホルモン療法が奨められます。

けれど、ルミナルBタイプはAタイプよりも増殖能力が高いため、

ホルモン療法と併せて化学療法が採用されます。

ルミナルBタイプ・HER2陽性の治療法

このタイプではホルモン受容体とHER2のどちらも陽性であるため、

ホルモン療法と分子標的療法が行われます。

また分子標的療法(抗HER2薬)を行う時は化学療法も併せて行われることが進められています。

HER2陽性の治療法

ホルモン受容体がないため、ホルモン療法は行っても効果がありません。

そこで、分子標的療法(抗HER2薬)と化学療法で対処します。

トリプルネガティブの治療法

ホルモン受容体とHER2のいずれも持たないため、

一般的には化学療法が行われます。

どのような用量、用法、治療期間が効果的かつ安全に行えるのか、

治療についての研究が進められているタイプです。



乳がんの治療法は、

乳がんの進行度合い、種類、タイプなどの状況によって、

治療法の組み合わせ方が違います。

乳がんのタイプによって、有効になる治療法と有効ではない治療法があります。

例えば、ホルモン受容体が陽性ならホルモン療法を行うけど、陰性なら行わない。

最近の治療の流れは?

大まかな流れは

診断→術前療法→手術→術後診断→術後療法→定期的な経過観察になる。


診断でがんの大きさやホルモン受容体などの状況を把握します。

ホルモン受容体の陽性・陰性が治療に大きな影響を与えます。

術前療法では、主に薬物療法を行って、

術後療法では、薬物療法に加えて放射線療法も行います。


さて、乳癌の5つのタイプとその治療法について見てきましたが、

治療後の生存率を上げるには早期発見がカギとなります。

この早期に発見するにはどうしたら良いのか分かりますか?

自己検診
視触診
画像診断
細胞診


乳がん検診で行われる上記の内容が早期発見のカギとなるのです。

乳癌が非浸潤癌の状態であれば、転移を起こさず、生存率もほぼ100%となっています。

けれど発見が遅れ、ステージが進むにつれ5年後、10年後の生存率は下がってしまいます。

Ⅰ期で発見できれば5年後の生存率は95%、

10年後の生存率は89%となっています。

しかし、Ⅳ期になってしまうと、5年後の生存率は34%、

10年後の生存率は20%となってしまいます。

治療後の生存率を上げるためにも、早期発見は大切なのです。

治療後に気になるのが再発や転移ですね。

再発と転移

再発とは、手術や薬物療法などの治療によって、

手術した側の乳房や胸壁、その周囲の皮膚やリンパ節に、

目に見える大きさのがんがなくなった後、がんが再び現れることを言います。

転移とは、がん細胞があった場所から血液やリンパ液を介して、

違う場所で新しいがんが現れることをいいます。

リンパ節がポイント


紹介した通り、乳がんの転移は血液やリンパ液を介して起こる為、

乳房周囲のリンパ節への転移が起こります。

転移しやすいリンパ節は、わきの下のリンパ節(腋窩リンパ節)や

胸の前方中央を縦に構成する胸骨のそばのリンパ節(内胸リンパ節)や

鎖骨上のリンパ節になります。

リンパ節転移

リンパ節転移は、小胸筋外縁より外側のリンパ節から

小胸筋の後ろまたは大胸筋と小胸筋の間のリンパ節、

さらに鎖骨下の小胸筋内縁より内側のリンパ節へ進みます。

腋窩リンパ節は小胸筋外縁より外側のリンパ節がレベルⅠ、

小胸筋の後ろまたは大胸筋と小胸筋の間のリンパ節がレベルⅡ、

鎖骨下の小胸筋内縁より内側のリンパ節がレベルⅢとなっています。

リンパ節転移はレベルⅠからⅢへ進みますので、

手術で乳房周囲のリンパ節をきれいに取り除き、転移を防ごうとしてきました。

センチネルリンパ節生検

けれど実際は、乳がんは必ず腋窩リンパ節を経由して転移するわけではないため、

最近では、リンパ節に明らかな大きい転移がある場合以外は、

リンパ節をきれいに取り除くことに治療的な意味はあまりないと考えられています。

そして、リンパ節をきれいに取り除く代わりに、

センチネルリンパ節生検が見いだされました。

センチネルリンパ節とは、

がん細胞が腋窩リンパ節に入ると最初に通るリンパ管になります。

手術前に、このセンチネルリンパ節に色素を注入して目印をつけ、

手術中にセンチネルリンパ節を取り出し、がんが転移していないか調べます。

その結果、転移が認められない場合は、

腋窩リンパ節をきれいに取り除くことはしません。

ただし、転移が認められた場合は、これまで通り、腋窩リンパ節をきれいに取り除きますよ。

こうすることで、不必要に腋窩リンパ節をきれいに取り除く手間や、

患者の負担を軽くすることができるのです。



乳癌には5つのタイプと、タイプに合った治療法がありますが、

生存率を上げるには、

早期発見のための定期検診や再発、転移に気づくための経過観察がポイントとなりますね。

生存率を上げるには、術後の再発や転移がポイントになります。

早期発見するためにも、経過観察が重要だそうです。

転移の状況によって、治療法が変わってくるため、

転移しているかどうかの確認が重要です。

センチネルリンパ節生検は、

がんの転移の有無を調べる有効な手段で、センチネルリンパ節生検を行うことで、

不必要に腋窩リンパ節を取り除く手間を省くことができるのだそうです。



知っておくと安心!乳癌のタイプと治療法

ここまで見ると、乳癌のタイプが分かりましたね。

ルミナルAタイプ
ルミナルBタイプ・HER2陰性
ルミナルBタイプ・HER2陽性
HER2陽性
トリプルネガティブ


それぞれのホルモン受容体の陽性・陰性、
HER2の陽性・陰性、増殖能力の高低などの違いを見てきました。

ホルモン受容体が陽性のタイプには、ホルモン療法を行い、

陰性のタイプにはその他の化学療法や分子標的療法を行います。

また、ホルモン療法を行っている場合でも、

化学療法を組み合わせたり分子標的療法を組み合わせたりして、

状況に合った治療法を行っていきます。

生存率を上げるためには、転移を防ぐ薬物療法が欠かせないのです。

そして、そもそも乳癌自体を早期発見できれば、

乳房温存手術ができ、早めにリンパ節転移を防ぐこともできますので、

生存率アップに繋がります。

そのため、定期検診の受診が早期発見のポイントになります。

治療後に生存率を上げるには、早期発見がカギです。

早く発見できれば、それだけで5年後、10年後の生存率が違ってきます。

そのため定期検診の受診がポイントになる。

また、発症後もリンパ節転移を早めに発見できると、

それだけがんが広範囲に広がることを防ぐことができるから生存率が変わります。

「乳癌かもしれない…」といった、

気になるしこりがある場合は速めに婦人科を受診するべきです。

(引用元::女性の健康・医療情報.net)




長文をお読みいただきありがとうございます。



体の冷えは万病の元!

人間の体温の40%は、筋肉から出ています。
体温が1℃上がると、免疫力は5~6倍になります。

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がん細胞は、
体温が35℃の低い体温のときに最も増殖し、
39.3℃以上になると死滅する性質を持っているといいます。

健康な状態にある人の腋化温度(わきの下の体温)は、
平均で約36.5℃です。
36.5~37.0℃であれば健康体で免疫力も旺盛です。

これを1℃下回るだけでも、
内臓の働きが低下し、免疫力は約30%も弱まり、
ガン細胞が活発に増殖したりすることが知られています。

免疫力は
血液の流れと密接な関係があります。
その免疫力の中心となって働くものが、血液成分の一つである白血球です。

体が冷えていれば、血液の流れが悪くなり、リンパ球が
体内で十分な活躍ができなくなり、
免疫力が下がり、ガンをはじめいろんな病気にかかりやすくなるのです。

また、血流が悪いと脳や内臓などの働きが衰えるために、
頭痛や肩こり、耳鳴り、便秘、下痢、手足のしびれ、うつや慢性疲労と
いった症状が出やすくなったり、心臓病、糖尿病やアトピー性皮膚炎などを
招いたりすることも考えられますので

「体の冷えは、万病の元」といっても過言ではありません。

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例えば、睡眠時間が短かったり、眠るべき時間に起きたりしていると、
自律神経(意志とは無関係に内臓や血管の働きを支配する神経)
が乱れてしまいます。

自律神経には、
活動時に働く交感神経と、
休息時に働く副交感神経の2種類があり、
2つの神経は交互にバランスを取りながら、
からだの働きを調節しています。

ところが、夜更かしや睡眠不足、過度のストレスがかかると、
自律神経のバランスがくずれ、交感神経が優位になります。
交感神経が優位になると、心身を緊張させるので筋肉がこわばって、
血流が悪くなり冷えを招いてしまいます。

さらに、冷たい物をとり過ぎたり、早食いしたり、
栄養バランスの悪い食事を続けるなど食生活の乱れも、
体を冷やす要因になります。
これは、必要な栄養の吸収が悪くなったりして、
体温を作り出すエネルギー不足が起こるからです。

からだの一個所でも温度の低いところがあったら、
体が冷えていて
内臓の働きや免疫力が低下していると考えた方が無難でしょう。

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体温アップで免疫力強化!

そこで、筋肉を動かして熱を発散することは、
体温が上がり体にとても良いことです。
筋肉を鍛えると毛細血管が発達して、血流が良くなります。

ちなみに、歳を取ると高血圧の患者が増えるのは、
下半身の筋肉が衰えて上半身に血液が集まり、
全身の血流が悪くなるからだと言われています。

体温アップには
ウォーキング一番です。

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がん専門医が末期がんになって分かったこと

日本経済新聞朝刊
2016年6月19日、26日、7月3日、10日に掲載された記事です。



かつて胃や食道のがんを専門にする外科医であり、
医学部附属病院長を務めた経験のある近畿大学の塩﨑均学長。
当時現役の医師であった自身ががんを患い、
完治するまでの発見を、医師そして患者の視点から綴った。

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専門医が末期がんになったら

「医者の不養生」という言葉があるが、
私は胃や食道のがんを専門にする外科医だ。
そうならないように毎年、胃の検診を欠かさず受けてきた。
聞こえはいいが、要は研修に来た若手の医師の実験台を引き受けていたわけだ。

初めて内視鏡を握る医師がスムーズにできるはずもなく、
痛いし苦しいし本当につらい時間だった。
それでも全ては後進育成のためだと割り切ってきた。
ところがある年、あまりの忙しさに実験台になることができなかった。
2004年、私が近畿大学の医学部附属病院長に就任した年だ。

がん治療で高い評価を受けてきた病院で、
当時最先端の検査機器だった
陽電子放射断層撮影装置(PET)の導入を条件に病院長職を引き受けた。
PETを使えばがんの場所や大きさがすぐにはっきりと分かるため、
早期の診断や治療につながると考えたからだ。

PETセンターオープンを控えた05年秋。
検診を受けていなかったこともあり、稼働テストの被験者に院長の私が選ばれた。

検査が終わって院長室に戻ると、
すでにモニターに検査結果が映し出されていた。

「えっ?」。思わず息をのんだ。
専門とする胃がんにかかり、
それがもとで腹部と周囲のリンパ節に転移していたのだ。
進行性の悪質ながんだった。

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精密検査で胃がんのステージ4と判明した。
いわゆる末期がんだ。
専門医として数多くの患者を目にしてきて、
自分が置かれた状況が極めて厳しいことは容易に理解できた。

日本の武士道に共鳴し、人は死ぬとき
「いかにきっぱりと死を受け入れられるか」が重要だと考えてきた。
だが末期がんという現実を突きつけられ、
頭に浮かんだのは「残された命をどう生きるか」だった。

カウントダウンはすぐそこに迫っている。
しかし自覚症状はなく、漠然と半年はこのままでいられそうだと思った。
「ならば、何も治療をせずに残された人生を有意義に生きよう」
その日、考えが固まるとすぐに家に電話した。
自分の病状と治療しない考えを伝えると、妻は気丈な様子で受け止めていた。


放射線治療の実験台に

問題が起きるとすぐに対処法を決断するのが自分のやり方だ。
しかし、自分の命が関わるとそうはうまくいかない。
いったん治療しないと決めたものの、迷いが生じた。
「これでいいのか」。
諦めてしまえば、
医師として救えなかった患者さんの命をも無駄にすることになるのではないか。
そんな思いも抱いた。

当時、ステージ4の胃がん
抗がん剤の投与ぐらいしか治療法がなかった。
極めてまれに薬が効いてほとんどのがんが消え、残りを切除して「治る」人も存在する。
が、自分が担当した患者さんにはいなかった。

他に手がないわけではない。
末期の胃がん患者には効果がないとされていた放射線治療だ。
欧米では一般的だったが、日本人の体質には合わないと考えられていた。
私は悩んだ末、実験台になることを申し出た。

放射線科医は「腸に穴が開くだけです」と止める。
それでも賭けるしかない。
「うまくいけば今後の医療に大きな貢献ができるはずだ」
との思いもあり、不思議と恐怖感はなかった。

午前中は教授室で抗がん剤の投与を受けた後に放射線を浴び、
午後は病院長として通常業務をこなし、患者の回診も行う。
こんな形で治療が始まった。

季節はまだ秋だった。
自分はもう桜を見られないかもしれない。
近大に移るまで勤めていた大阪大のキャンパスの満開の桜がまぶたに浮かんだ。

察してか、妻は家の庭にチューリップを植えた。
顔を出した葉が少しずつ育つ様を見守っていると、
幸せな気持ちになった。

家族と過ごし、庭に咲いた花を眺めるありふれた日々。

そんな日常が本当に貴重なのだとがん
患者になって初めて分かった。

幸い、放射線や抗がん剤との相性が良かったようだ。
発覚から3カ月後、再び陽電子放射断層撮影装置(PET)で検査すると、
全身のがんが嘘のように消えていた。
奇跡だった。
「助かるかもしれない」。今がチャンスとばかりに胃の切除手術に踏み切った。

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執刀したのは他の病院の外科医だ。
腕が自分の部下より上だと考えたわけではない。
病院長であり、教授でもある自分を手術することは
後輩にとって負担になると思ったからだ。

手術は成功し、少しずつだが体調は回復していった。
私が受けた放射線を加えた療法は
現在、標準治療に向け臨床試験が進んでいる。


楽しみな食事でがっかり

これまで医師や病院長として病院側の立場にいたが、
がん闘病をきっかけに入院して初めて見えてきたことも多い。

まずは食事。
患者にとって数少ない楽しみの一つだ。

食べることは生きることそのものであり、極めて重要な時間となる。
だが入院した近大病院で出された料理はひどいものだった。
盛りつけは乱雑で全くおいしそうに見えない。
栄養面は管理されているとはいえ、見た目や彩りは軽視されていた。

すぐに担当者を呼び出し、改善を指示した。

食事の量や調理方法についても患者目線が欠けていた。
胃を切除したばかりの私に、
術前と変わらない固さでご飯が茶わんいっぱいに盛られたのには閉口した。

確かに調理の過程を効率化するのも重要だが、
何とか工夫してほしい。
今では当たり前になったが、患者の病状や年齢、
治療状況などに応じて量や固さなどを変えられるようにした。

病室の棚などの配置にも注文をつけた。
部屋の入り口付近に冷蔵庫があると、車いすや歩行器を使う患者にとっては邪魔だ。
風呂はバリアフリーではなく、洗面台の蛇口も使いやすさを考えて設計されたとはいえなかった。

それでもハード面はすぐに改善できる。
難しかったのがソフト面だ。

とりわけ看護師は患者にとって、
「天使」にも「悪魔」にもなり得ると感じた。

点滴や注射などの技術面は練習で改善できるが、
院内の雰囲気作りや気配りとなると難しい。
患者にとって看護師がいかに身近で大切な存在かを身をもって感じたからこそ、何とか変えたかった。

医師と患者、それぞれの立場から見た「良い看護師」は異なることに気づいた。
例えば指示された仕事をてきぱきこなす看護師。

医師にとっては頼もしいが、患者には冷淡な存在に映ることもある。

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目安箱の活用に力を入れた。
正直、かつては参考程度にしか読んでいなかったが、
全ての投書に目を通すようにした。

医師や看護師の対応や言動を患者さんがどう感じているのか。
良い面も悪い面も職員にフィードバックし、配置などで改善も図った。

「全ては患者のため」。
そう自らに言い聞かせながら行ってきた改革とはいえ、
「細かいところまで口うるさい病院長だ」と
陰口をたたく職員もいたようだ。今では笑い話だが。


悪いことばかりではなかった

大学医学部には教授になると、
手術などの第一線から離れる人もいる。
私はといえば「一外科医である」という考え方は変わらず、
教授になってもそれまでと同様に手術を担当した。

忙しいときは朝8時から翌未明までぶっ通しで勤務し、
朝から通常通り外来診療を行った。

正月も夏休みもない生活だ。
忙しさからか食事量は一般の成人男性の2倍以上、
好きなお酒もほぼ毎日飲んでいた。

患者に対し長年、「暴飲暴食を避け、お酒はほどほどに。
規則正しい生活を」と呼び掛けてきたが、自分は生活スタイルを顧みたことがなかった。

大好きなビールと焼き鳥のおかげか、
がんになる前から血圧がかなり高く、
脂質や中性脂肪などは基準値超え。
いわゆる生活習慣病だ。
それでも大して気にすることはなく、
「患者のため」と全力で働いた。

健康診断や検査は受けていたが、
今考えると「医者の不養生」にほかならない。

がんが判明し、胃の一部の摘出手術を受けたことで、
食事の改善を余儀なくされた。

野菜を中心にバランスに留意し、量は適正に。
おかずや主食を食べる順番まで意識する。
夜はほとんど家で食べるようになり、お酒もほぼ飲まなくなった。
患者に伝えてきたアドバイスの大切さを、皮肉にも痛感した。

「もし、あの時がんが見つかっていなかったら」と考えることがある。
以前の生活を続けていたら、脳梗塞や心筋梗塞で既にこの世にいないかもしれない。

がんになって悪いことばかりではなかった。
患者として気づいたこと、そして自分の生活習慣が大幅に改善されたこと。
得た物を考えると、むしろ良かったのではないかとも思う。

一度人生の終わりが見えたことで、
あらゆる面で物事の見方が大きく変わった。
それまで当たり前だった日常がどれだけ幸せなものかが分かった。

やりたいことは早めに済ませておいたほうがよいと思うようにもなった。

当時の私がそうだったように、今、働き盛りの人たちは
仕事などに熱中してあまり健康に気を使わない人も多いだろう。

だが今日のことばかり考えていてはダメだ。
健康に生きていられるからこそ、やりたいことができ、幸せを実感できる。

生き永らえてみて、心からそう思う。