第4回シンポジウム報告

第4回シンポジウム

「チェンマイで終活を考える」報告

(2016年12月10日(土)にチェンマイ・オーキッドホテルで開催されました。)


チェンマイ介護研究会代表の志田義晴から挨拶で始まった

今回のシンポジウムは、参加者の身近に起きている高齢者の問題を、

具体的に示して、「終活の準備」を自分自身の問題として提起したシンポジウムとなりました。


写真はチェンマイ介護研究会 志田代表の挨拶でスタート

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在チェンマイ日本国総領事館 青木伸也総領事様の来賓祝辞をいただきました。

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熱心に聞き入る会場風景

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パネリストのトップバッターとして

在チェンマイ日本国総領事館の峯尾直矢領事様から

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「それぞれが準備すべきこと」として、

「ロングステイをめぐる昨今の現状」の報告があり、

(詳しい資料はここをクリック)(資料2はここをクリック

タイ北部の在住邦人(ロングステイヤー)の

在留届者の推移及び
昨今の援護件数、死亡案件、委任状の作成方法

などのお話があり、日本国内同様

「ずっと健康で苦しまず、ポックリ亡くなるなんて実際にはない」

という厳しい北タイの現状を聞き

「悠悠自適も健康の間だけ」を実感いたしました。



チェンマイ定住者集いの会 乗鞍政義代表様のお話は

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実際にチェンマイ在住の日本人に

起きている現状認識と準備、解決方法を教えていただきました。

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とても、わかりやすい話し方と説明に会場全体が、引き込まれて熱心に聴講できました。

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日本フィリピンボランティア協会・副会長 廣瀬豊邦様は

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「フィリピンにおける介護体制について」と題し

近年のフィリピンやマレーシアなどの

外国人のための介護施設の現状と今後の展望をお話になりました。

テレビ番組の情報とは違う生の本物の情報は新鮮で驚きがありました。



お礼の挨拶  チェンマイ介護研究会副代表 戸井田 紗代子

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会場の外では展示即売するコーナーを設けました。

このコーナーは「人形講座ボランティア」活動

広めるのが目的です。

ご承知のように、戸井田副代表はじめ日本人とタイ人ボランティアによる

「人形づくり講座」

チェンマイ門近郊にある老人ホーム「タマパコーン」で月2回行っております
(この老人ホームの入院患者は130人で、身寄りのない老人達です。)

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人形づくりは、老人達のリハビリにもなり、

また生きる力を与える上でも役立っています。

老人達の作品は、

寄付若しくはランナージープン祭等で販売を行い、

その売上金は材料費用の購入、施設へ寄付する等に充てています。







ご意見をお聞かせください。
ブログでは会場の熱気やパネリストの詳しい内容をお伝えできません。
そんな訳で、今回は音声をアップロードして聞ける方法を試してみました。

音声だけのYouTube動画です。

前半55分

0~7分10秒      
開会の挨拶 チェンマイ介護研究会 代表 志田 義晴

7分20秒~13分00秒  
来賓ご挨拶 在チェンマイ日本国総領事 総領事 青木 伸也 様

13分50秒~47分40秒 
パネラー 在チェンマイ日本国総領事 領事 峯尾 直矢 様

47分50秒~55分00秒 質疑応答






後半99分

0~40分20秒      
パネラー チェンマイ定住者集いの会代表 乗鞍 政義 様

40分30秒~74分30秒 
パネラー 日本フィリピンボランティア協会副会長
(有)向陽介護システムズ代表 廣瀬 豊邦 様

75分00秒~98分00秒 
コーディネーター 香川大学医学部看護学科 教授 大西 美智恵 様
による、パネラーへの質疑応答

98分00秒~99分    
お礼の挨拶  チェンマイ介護研究会副代表 戸井田 紗代子








ご出席いただいた方たちから感想をいただいております。

※昨日は大変参考になるお話を聞かせて頂き、有難うございました。
 78歳ながら 今までは健康だということもあって、自分には先の話として、
 具体的には何もしていません。
 残された遺族が、困ること、近くの友人が迷惑することを思うと、
 病気、事故も考え 対処しなければ、
 タイで死んだ時の始末、タイの資産処理をシンプルにしておかないと
 いけないと 思いました。
 終末指示書 資産相続、贈与を早速考えます。
 そんなこんなで急に御迎えが近い将来の話になりました。

※とても、参考になりました。
 簡単に火葬もままならないのですね。

※「老いの現実」と「今後の老いに対しての準備」を怠りなく
 早急に進めておかなくては、その時が来てからでは
 「遅い」と改めて感じさせられました。

※「生老病死」は誰にでも起こることですが、
 誰もそれがいつなの、かわかりません。
 100%の準備は不可能ですが予測はつきますので、
 準備だけはしておこうと思いました。




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第4回シンポジウム資料

第4回シンポジウムにおいて

在チェンマイ日本国総領事館・峯尾領事より

当日配布された資料です。


「チェンマイでの終活・それぞれが準備すべきこと」

シンポジウムの内容として講義して頂きました。

昨今の在留邦人の現状と共に

何を準備しなければならいを細かく説明してあります。

当日の資料だけにとどまらず、広く読者の皆様と共有したく

アップロードいたしました。








遺言書・第4回シンポジウム資料

タイ国内で日本人(外国人)が所有できる財産は

1、タイ国内の銀行預金
2、自動車・バイク
3、コンドミニアム

です。

在チェンマイ日本国総領事館で

「タイでの遺言書の作成について」のパンフレットをシンポジウムで配布いたしました。

どのようにすれば、いいのか具体的に説明してありますのでご一読ください。







第4回シンポジュウムの開催御案内

第4回シンポジュウムの開催御案内

テーマ:あなたは準備していますか?
     「チェンマイで終活を考える」
 「暖かいこの地で最期まで」ロングステイヤーの夢をかなえるために


日時:2016年12月10日(土曜日)

場所:チェンマイオーキッドホテル(ちゃ~お誌地図E-2)

会費:100バーツ/人(コーヒー又は紅茶、ケーキ付)

お申し込み先 メールアドレス: scc.chiangmai@gmail.com

お名前、電話番号、メールアドレスをお願い致します。
   
お申し込み締め切り:定員に達し次第締め切ります(総数70名様)

「温暖で住みやすいこの北タイで、なるべく長く健康で、出来れば終末まで過ごしたい!」

というのが、私たちロングステイヤーの大多数の夢です。

そのためには、私達自らが、この地の環境に溶け込むための自助努力が必要です。

あなたに介護が必要になるのは、予期しないときに突然やってくるものであり、

あらかじめタイミングを予測することは困難です。

事が起こる前に問題を未然に防ぎ、お世話になっている家族、友人、タイ社会に、

出来る限り迷惑を掛けない様に努力することが大切です。


今回のシンポジュウムは、次の方をお迎えしました。

コーディネーターとして、日本の看護についての専門家である

「香川大学医学部看護学科教授の大西美智恵様」を

また、「日本・フィリピンボランティア協会副会長 廣瀬豊邦様」は、

「フィリピンにおける介護体制」についての講演を、二人の方を日本からお迎えします。


「在チェンマイ日本国総領事館 領事 峯尾直矢様」からは、

「チェンマイでの終活・おのおのが準備すべきこと」と題して、

北タイ在留者、特に高齢者が起こしている社会的問題点と、

それらを未然に防ぐ準備、対策等について講演を致します。

「チェンマイ定住者集いの会代表 乗鞍政義様」は、

「孤独死を避ける」のテーマで、

北タイ在留邦人の高齢化、孤立化、困窮者の問題を取り上げ、

特に社会的影響の大きい「孤独死」防止についての講演を致します。




過去に、チェンマイに住んでいたロングステイヤーの方たちが、

フィリピンへ移住した例もあります。

今回は、他国の介護体制の状況について知識を深めること、

そして北タイ在留者の高齢化が進む中で、孤独死等の社会的問題が起きない様に、

その準備を如何に進めたらよいか?

常日頃からの「心構え」と「準備」について

皆様と共に考える目的でシンポジュウムを計画致しましたので、

奮っての御参加を御願い致します。


第四回シンポジウム開催・参加者募集開始

マスコット

第4回シンポジウム
「チェンマイで終活を考える」

を開催いたします。

お申し込みは
下記メールアドレスまでお願いいたします。


scc.chiangmai@gmail.com



プログラム

日時:2016年12月10日(土)
  
於:オーキッドホテル会議室

参加費:一人100バーツ(コーヒー又は紅茶、お菓子付)

※ 受付け開始   12時00分  
※ 開会      13時00分

※ 司会者の挨拶  ジャトゥラノン 純子

1 開会の挨拶  チェンマイ介護研究会代表 志田 義晴

2 来賓ご挨拶  在チェンマイ日本国総領事館 総領事 青木 伸也 様

3 シンポジウムの部

コーディネーター 香川大学医学部看護学科 教授 大西 美智恵 様

   * 講師1・在チェンマイ日本国総領事館 領事 峯尾 直矢 様

       ―― 休   憩 ―― 
 
   * 講演2・チェンマイ定住者集いの会代表 乗鞍 政義 様 

   * 講演3・日本フィリピンボランティア協会副会長
         (有)向陽介護システムズ代表 廣瀬 豊邦 様

   


4 お礼の挨拶  チェンマイ介護研究会副代表 戸井田 紗代  

5 写真撮影   東野 光(伸(会場内撮影含む)       

6 解散      16時00分                        




チェンマイ介護研究会第三回シンポジュウム

チェンマイ介護研究会 第三回シンポジュウムのお知らせ

6月12日(日) 午後1時よりシンポジュウム
「タイ社会に受け入れられるためには」を開催いたします

お名前、電話番号、メールアドレスを記入の上
「第三回シンポジュウムに参加します」と書いてお申し込みください

メール送信はこちら


第三回







「高齢者ケアの実際セミナー」に参加して

◇「高齢者ケアの実際セミナー」に参加して◇

去る2015年11月2日、

チェンマイロイヤルオーキッドホテルにて

「高齢者ケアの実際」という公開セミナーが開かれました。

講演者はランナーケアネット会長のナンシーさんと、がんサポートグループのカールさん、

通訳はサミュエルズ圭子さんでした。

具体的な事例をあげた西洋人の視点からのセミナーは、大変判り易く、非常に興味深いものでした。

ここではその概要をご紹介します。


ランナーケアネットは、終末期への準備を次のように紹介してくれました。

1.主治医、かかり付けの病院を決める

かかりつけの病院での健康診断がお勧めです。

毎年同じ病院で健康診断を受診することで、

病気の早期発見が可能となります。

また、タイの家で介護を受け、タイの家で死にたいと思っても、

主治医、かかりつけの病院がない場合には、

モルヒネなどの強い痛み止めを処方してもらうことが出来ず、

大変な苦しみの中で闘病を続けることになってしまいます。

2.経済的な準備をする

緊急用の資金として200,000B以上を用意する必要があります。

また、家庭で最後を迎えたいと希望する場合には、

人件費として毎月30,000Bは必要となります。

その内訳は、介護士を交代勤務で2名、メイド1名、家に住んで居る場合はさらに庭師1名です。

また、看護用の器具を用意する資金も必要です。

例えば
病人用のベッドが必要ならば、これもまた大変高額になります。

3.尊厳死書類(Living will)を用意する

何のために生きたいのか、どのように生きたいのか、化学療法を望むのか、

意識がなくなった時に生命維持を望むのか、

自分の気持を決め、周りの人に自分の意思を伝えておくことが重要です。

また、独り暮らしの場合には、近所に住んでいてすぐに動ける

親しい信頼できる人を代理人に選ぶことが大切です。

英語の尊厳死書類は、タイでも有効です。ランナーケアネットのホームページに

参考となる書類があります。事前の準備をお勧めします。

http://www.lannacarenet.org/wp-content/uploads/2014/03/Advance-Health-Directive.pdf


セミナー参加者からの

「報われないことも多いと思います。何があなたのモチベーションになっているのですか?」

という質問に対し、ナンシーさんからは

「リタイヤメントビザの自分は、ボランティア活動はできない。

自分は友人を助けているだけ、タイに住んでいるのだから、

タイ人を手助けする活動をしたかったが、残念ながら言葉の問題で難しい。

困窮外国人をサポートすることで、間接的にタイ人社会をサポートできることに喜びを感じる」。
 
また、カールさんは

「他者の苦しみを、少しでも和らげる手助けをできることに満足感を覚えます。

がん患者は本音で生きている人が多いです。

そんな本音で生きる患者と接することが、自分の終末の参考にもなります」とのことでした。

ランナーケアネット メールアドレス(英語で連絡願います)
Ms. Nancy Lindley lannacarenet@gmail.com
Mr. Carl Samuels doisaket1@gmail.com


SCCニュース第6号より